【ドライバー向け】EV充電カードとは?特徴から利用方法まで解説します!
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ガソリン車から電気自動車(EV)への乗り換えを検討している方の中には、EV / PHEVの充電方法について疑問や不安を感じている方も多いでしょう。
特に充電カードについては、役割や料金、使用できる場所、カードがない場合の充電方法など、気になる点が多いかもしれません。
この記事では、充電カードに関する情報をわかりやすく解説します。EV購入後の充電トラブルを避けるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
「充電カード」とは?
「充電カード」とは、EVを充電スポットで充電する際、ユーザー認証や支払い手続きをスムーズに行うためのカードです。事前にクレジット情報や支払い情報などを登録することで、充電時の手続きが迅速に行えます。
充電カードは加入するプランに応じて、月額または年額を支払うことで利用できます。月額や年額、都度払いする際の料金は、カードやプランの種類によって異なります。また、選択したプランにもよりますが、急速充電と普通充電の両方が利用可能なものもあります。
充電カードは、車種に関係なく入会可能なものと、各自動車メーカーのオーナー限定カードの2種類あります。
どちらもほとんどのカードが株式会社e-Mobility Power(通称:eMP)の充電ネットワークとつながっており、全国に設置されたeMPネットワーク加盟の充電スタンドで利用可能です。
充電カードがあれば全国の約13,000カ所 *の充電器が利用可能に
eMPネットワーク加盟の充電カードであれば、EVを販売しているカーディーラーはもちろん、コンビニや商業施設、宿泊施設、道の駅など、全国にある約13,000カ所※以上のEV充電器を利用できます。
※eMPネットワーク加盟の充電スタンド数(2024年8月時点)
eMPネットワーク加盟の充電スタンドは、「チャージスルゾウ」という名の象のマークのロゴや、eMPのロゴが目印です。
画像引用:e-Mobility Power
また、エネチェンジも2023年2月にeMPと業務提携したことで、EV充電エネチェンジの充電器でも充電カードによる利用が可能になりました。
※一部カードが利用できない充電器があります
充電カードの利用方法
充電カードの利用方法をe-Mobility Powerカードを例に紹介します。カードを使った充電は、以下の5ステップで行えます。
1.充電コネクタを車両に接続
2.充電コントローラーの「OKボタン」を押す
3.充電コントローラーの画面のご利用方法で「会員カード」を選択
4.「カードをタッチして下さい」と表示されたら、認証部分に会員カードをタッチ
画像引用:e-Mobility Power
5.充電コントローラーの画面で「充電開始」を選択
設定された充電時間が経過すると自動的に充電が終了します。
代表的な充電カードの一覧
充電カードには、「車種を問わず入会可能なカード」と「各自動車メーカーのオーナー限定カード」の2種類があります。
この項では、代表的な充電カードをそれぞれご紹介します。
車種を問わず入会可能なカード
車種を問わず入会可能な充電カードは、充電カードを発行していない自動車メーカーのEVユーザーや、中古車EVユーザーでも加入できる点がポイントです。
一方で、自動車メーカーが提供している充電カードと比べて、サービスや特典が少ない傾向があります。
以下、代表的な充電カードを2つご紹介します。
- e-Mobility Power カード
- おでかけカード(JTB)
各自動車メーカーのオーナー限定カード
各自動車メーカーのオーナー限定カードは、オーナーしか持てないという制限がある代わりに、月会費などが一定期間無料な場合や、普通充電を無料で利用できるなどの特典が設定されている場合があるのが特徴です。
各自動車メーカーのオーナー限定カードの代表的なカードを10つ紹介します。
- ZESP3(日産自動車)
- 電動車両サポート(三菱自動車)
- EV・PHV充電サポート(トヨタ自動車)
- Mercedes me Charge(メルセデス・ベンツ)
- ChargeNow(BMW)
- MINI Charging Card(MINI)
- ジャガーチャージングカード(ジャガー)
- ランドローバー チャージングカード(ランドローバー)
- BYD e-Chargingカード(BYD)
- PREMIUM CHARGING ALLIANCE(ポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲン)
メーカー限定特典の例
各自動車メーカーのオーナー限定カードについている特典の一例をご紹介します。
- カード発行手数料無料
- 月会費1年目無料
- EV / PHEV対応のロードサービス
- レンタカー割引
- レジャー施設入場料等割引
特典内容は各自動車メーカーや入会時期などにより異なります。詳しくはメーカーにお問い合わせください。
充電カードがないと充電できない?
充電カードがない場合でも、eMPネットワークの充電器の利用は可能です。
ただし、この場合は「ゲスト(ビジター)」として認証を行い充電することになります。充電カード認証に比べ、1分あたりの単価は割高になります。
画像引用:e-Mobility Power
例として、e-Mobility Powerカードの料金を見ると、ビジター料金が充電カードを所有している場合に比べて高く設定されていることがわかります。
また、ゲスト(ビジター)認証は、充電カードによる認証に比べて複雑で面倒になるというデメリットもあります。
eMPネットワークは複数の課金システムと連携しており、それぞれの充電器が対応しているビジター用認証システムに従って手続きしなければなりません。
エネゲートの「エコQ電」、BIPROGYの「Smart oasis」、NECの「EV・PHV充電クラウドサービス」など、課金システムにより認証システムが異なるため、別々の手順で手続きしなくてはいけない点が難点です。
充電カードを持たずに自宅で充電するには?
充電カードに加入せず、自宅のみでEV充電を行い、月々の固定費を削減したいと考える方もいらっしゃると思います。この場合、自宅にEV充電器を設置すれば実現可能です。ただし、自宅にEV充電器を設置する際には、基本的に電気工事が必要となります。
自宅用のEV充電器は充電スタンドの充電器と比べて出力が低いため、充電に時間がかかりますが、帰宅してから翌日車を使うまでには充電が完了します。そのため、自宅充電を基本とし、足りない分だけ充電スタンドで補う方が多いです。
また、戸建て住宅の場合は工事が可能ですが、賃貸住宅や分譲マンションの場合は、居住者ひとりの一存だけではEV充電器を設置できないことにも注意してください。
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充電カードを使わずに、簡単に利用・決済する方法は?
充電カードを使わずに自宅以外で充電をしたいEVユーザーにおすすめなのが、複雑な手続き不要でビジター利用ができる、EV充電エネチェンジです。
専用アプリを使って充電器に設置しているQRコードを読み取り、クレジットカード情報などの利用者情報を登録するだけで、簡単に充電ができます。会員とビジター利用で料金も変わりません。
エネチェンジのEV充電器の特徴
EV充電エネチェンジは、3kWだけでなく6kWの普通充電器の普及にこだわっているのが特徴です。
現在普及している普通充電器は、3kWのものが多いのが現状です。しかし、EV充電エネチェンジの充電器であれば3kWの2倍速で充電が可能です。
また、エネチェンジは導入台数全国No.1 * なので、全国47都道府県どこででも利用できるのも魅力です。
※認証アプリ提供サービスでの、EV普通充電器(6kW)の設置口数(2024年11月1日時点、GoGoEV調べ)
エネチェンジではお得な定額プランも!
エネチェンジは、月額2,980円でエネチェンジの充電器が全国で利用できる定額プラン「エネチェンジパスポート」をリリースしました。
このサービスでは、月額(30日間)2,980円で、7時から16時の利用可能時間であれば回数制限なくエネチェンジの充電器が全国で利用できます。非常にお得なプランであるため、家の近くに対象の充電スポットがある方はぜひ利用してみてください。充電スポットはこちらから確認できます。
エネチェンジパスポートは、太陽光発電が活発な時間帯(7時から16時)の電力の効率的な活用を促す仕組みでもあります。おトクに充電ができるだけでなく、脱炭素社会の実現に向けたアクションにもつながります。
まとめ
充電カードがあれば、EV充電器の使用時にスムーズに認証でき、決済まで行えるため便利です。
ただし、充電カードがない場合でも、eMPネットワークのEV充電器は複数の課金システムと連携しているので、「ビジター(ゲスト)」として利用することができます。(利用料金は充電カードのプランに比べると割高になる可能性があります)
EVに乗る頻度や、出先でEVを充電する頻度に応じ、充電カードを検討してみてください。
充電カードは持ちたくない方には、複雑な手続き不要でアプリ1つで利用できる、EV充電エネチェンジの充電器の利用がおすすめです。
法人施設はEV充電器を0円で設置できます
「お客様の利便性を高めたい」「集客施策を探している」という法人施設オーナー様は、ぜひエネチェンジのEV充電器の導入をご検討ください。
エネチェンジのEV充電器は、設置費用も月額費用も0円 *で設置可能です。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
※0円のプラン適用には条件や審査があります。
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