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【2024年版】中国のEV普及率、普及拡大の取り組みとは

更新日:

中国のEV普及率、中国政府のEV普及目標や政策、中国のEV市場についてくわしくご紹介します。

中国の新車販売に占めるEV・PHEVの比率は29%

図表:「Global EV Data Explorer」より、ENECHANGEが作成 

国際エネルギー機関(IEA)の発表データによると、中国の新車販売台数におけるEV・PHEVの比率は、2022年時点で29%。およそ3台に1台が電気自動車という計算になります。

注目すべきはその成長率。2018年から2020年までの3年間は5%程度でしたが、2021年には16%、2022年には29%と急速に普及が進みました。政府補助金終了にともなう駆け込み需要の影響と予想されますが、前年比13ポイント増、1.8倍の急成長は特筆すべきでしょう。

販売台数別でみると、2022年のBEVは前年比60%増の440万台、PHEVは前年比172%増の150万台と脅威の伸び率です。

図表:「Global EV Data Explorer」より、ENECHANGEが作成 

中国のEV充電器普及率

図表:「Global EV Data Explorer」より、ENECHANGEが作成 

国際エネルギー機関(IEA)の発表データによると、中国国内で利用できる公共用のEV充電器数は、2022年時点で176万基。そのうち100万基が普通充電器、76万基が急速充電器です。2021年時点では普通充電器・急速充電器合わせて115万基でしたので、前年比1.5倍のスピードで増えている計算になります。

参考:Global EV Data Explore, IEA

中国ではEVメーカーが新車購入者に家庭用充電器を無償提供することが多く、家庭用充電器の設置数も2022年時点で340万台以上と普及がすすんでいます。

参考:CGTN Japanese「EV充電用インフラ設備数は約520万台に 中国」

中国政府のEV普及目標

中国政府は、習近平国家主席が2020年9月の国連総会で「2030年までにCO2排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目指す」と決意表明を行い、電気自動車などの「新エネルギー車(NEV)*」の普及をすすめています。

※「新エネルギー車(=NEV,New Energy Vehicle)」とは、電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)をいいます。

2020年に発表された「中国省エネルギー車・NEV技術ロードマップ2.0」では、新車販売における新エネルギー車(NEV)の割合を2025年までに20%以上、2030年までに40%以上、2035年までに50%以上に引き上げることが掲げられました。さらに、2035年には新車販売におけるガソリン車は全てハイブリッド車(HV)にするとし、ガソリン車は市場から排除される方針です。

中国は2022年時点で、新車販売における新エネルギー車(NEV)の割合を20%にするという2025年の国家目標を達成しています。最近の市場傾向が続けば、2030年に40%という目標も前倒しで達成される可能性があります。

中国政府のEV普及政策

中国政府は新エネルギー車(NEV)普及のための政策として、購入時の補助金支給と購入税免除、EV充電インフラの急速な拡充などを行ってきました。

◎補助金支給

新エネルギー車(NEV)購入時の補助金政策は2010年にスタートしました。当時の補助金額はEVに搭載されるバッテリー容量に準拠しており、PHEVは1台につき上限5万元(約98万4,000円)、EV向けの補助金は1台につき上限6万元(約118万円)でした。

※カッコ内の日本円は7月10日時点のレートによる換算額

中国政府は新エネルギー車(NEV)の普及に合わせて2015年以降は新エネルギー車(NEV)への補助金を数年間かけて減らし、新エネルギー車が十分に普及したとして2022年末に補助金を終了しました。

◎購入税免除

新エネルギー車(NEV)の購入税免除の政策は2014年に始まりました。新エネルギー車(NEV)購入者は、車を購入する際にかかる10%の税金が免除されます。この購入税免除の政策は現在も継続されており、2023年末に終了予定です。

◎EV充電インフラの急速な拡充

EV充電インフラの拡充も急速に進められており、2025年までに2,000万台のEVに十分な充電スタンドを建設する計画が立てられています。

中国のEV市場

BYD ATTO 3
画像出典:PRTIMES「双日、BYD日本国内正規ディーラー事業に新規参入」

中国のEV市場では、どのメーカーが売り上げを伸ばしているのでしょうか。2023年1月〜5月に中国で最も売れたEVトップ10は以下になります。

  1. BYD「Song」BYD「Qin Plus」
  2. Tesla「Model Y」
  3. BYD「Yuan Plus」
  4. BYD「Dolphin」
  5. SGMW「HongGuang Mini EV」
  6. GAC「Aion S」
  7. BYD「Han」
  8. GAC「Aion Y」
  9. Tesla「Model 3」

出典:CleanTechnica「35% Plugin Vehicle Market Share In China! (China EV Sales Report)」

トップ10のうち半分を占めているのが中国の大手EVメーカー、BYDです。バッテリー製造事業から2003年に自動車産業に参入し、現在は中国1位のEV販売数を誇ります。EVとしては手頃な価格設定が人気を得ています。

7位と9位のGACは中国の国営自動車メーカーです。EVブランドのAionが近年販売台数を急速に伸ばしています。GACは1954年に設立された中国国営自動車メーカーで、トヨタ・ホンダ・三菱とそれぞれ合弁企業も設けています。

6位のSGMW(SAIC-GM-Wuling​​)は2002年に米ゼネラル・モーターズ(GM)、中国の上海汽車、柳州五菱汽車の合弁会社として設立されたメーカーです。EVモデルのHongGuang Mini EV( 宏光 MINI EV)は32,800元(約65万円)と衝撃的な低価格設定がされています。2020年7月の発売開始から20日間で1万5,000台を販売する大ヒットを記録しました。このモデルを皮切りに、他メーカーからも低価格のEVが続々登場しています。

また、中国のEV市場では新興メーカーの参入も相次いでおり、なかでもNIO(ニーオ)、Xpeng(シャオペン)、Li Auto(リオート)、Leap Motor(リープモーター)、Neta(ナタ)の成長は目ざましく、EVの売り上げを伸ばしています。

まとめ

  • 中国の新車販売台数におけるEV・PHEVの比率は2022年時点で29%
  • 中国国内の公共用EV充電器数は、2022年時点で176万基
  • 中国政府はEVなどの新エネルギー車(NEV)普及のために補助金支給、購入税免除、EV充電インフラの拡充を推進
  • 中国政府の目標は、新車販売における新エネルギー車(NEV)の割合を2025年までに20%以上、2030年までに40%以上、2035年までに50%以上に引き上げること
  • 中国のEV市場では低価格のEVが多数登場

中国政府が行ってきた補助金などの政策に加え、市場に低価格のEVが多数登場したことで、中国では急激なスピードでEV普及がすすんでいます。

政府の補助金は終了しましたが、「新車販売における新エネルギー車(NEV)の割合を2025年までに20%以上に引き上げる」という中期目標を2022年に前倒して達成していることからも、EV普及の基盤は十分に出来上がっていると考えられます。中国の今後に注目です。

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