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【2023最新版】世界の電気自動車(EV)の動向

更新日:

世界で電気自動車(EV)の普及が進んでいます。世界の電気自動車(EV)の総台数や普及率、国別の政府目標や政策、もっとも売れている自動車メーカーや車種についてなど、最新の世界の電気自動車市場についてお伝えします。

世界の電気自動車の普及率は14%

世界の新車販売台数におけるBEV・PHEV比率の推移(2010-2022)
世界の新車販売台数におけるBEV・PHEV比率の推移(2010-2022)
出典:Global EV Outlook 2023

国際エネルギー機関(IEA)の発表データによると、世界の新車販売台数に占める電気自動車(BEV・PHEV*)の比率は、2022年時点で14%。2020年以降の伸び率が大きく、2020年は4.2%、2021年には9%、2022年には14%と上昇を続けています。

BEVとは「100%電動車」、PHEVとはガソリンと電気をエネルギー源とする「プラグインハイブリッド車」 です。

以下は、2022年時点の国別の電気自動車普及率です。

新車販売台数におけるBEV・PHEV比率(2022)

国名EV普及率国名EV普及率
ノルウェー88%中国29%
アイスランド70%ニュージーランド13%
スウェーデン54%イスラエル13%
デンマーク39%カナダ9.4%
フィンランド38%韓国9.4%
オランダ35%アメリカ7.7%
ドイツ31%オーストラリア5.1%
ベルギー26%日本3%
スイス25%インド1.5%
イギリス23%トルコ1%
オーストリア22%ブラジル1%
ポルトガル22%メキシコ0.9%
フランス21%チリ0.5%
イタリア9%南アフリカ共和国0.2%
スペイン8.9%
ギリシャ7.9%
ポーランド6%
ヨーロッパ全体21%

出典:Global EV Outlook 2023

もっとも普及率が高い国はノルウェーで88%、次いでアイスランド70%、スウェーデン54%、デンマーク39%、フィンランド38%とヨーロッパ諸国が上位を占めています。ヨーロッパ全体の普及率は21%で、2022年に販売された車の5台に1台以上が電気自動車となっています。

ヨーロッパ以外の国では、中国が29%と高く、次いでニュージーランド・イスラエルが13%となっています。日本は3%と、世界的に見るとまだ低い状況です。

電気自動車の市場は中国がリード

世界のBEV・PHEV販売台数の推移

出典:Global EV Outlook 2023

世界のBEV・PHEVの総台数の推移

出典:Global EV Outlook 2023

電気自動車の普及率はヨーロッパが上位ですが、電気自動車市場においては中国が世界をリードしています。

2022年の世界の電気自動車の販売台数は1020万台で、総台数は2600万台に達し、2021年と比較して60%も増加しました。BEVとPHEVの比率は、BEVが約70%、PHEVが約30%です。

市場1位の中国は、2022年の電気自動車販売台数が590万台と世界の約60%を占めています。電気自動車の総台数は1380万台で、世界にある電気自動車のうち、半分以上が中国にあるということになります。

第2位の市場はヨーロッパで、2022年の電気自動車販売台数は260万台と世界の約25%を占めています。電気自動車の総台数は780万台で、世界の30%の電気自動車はヨーロッパにあります。

ヨーロッパの中でもっとも市場が大きいのはドイツで、2022年の電気自動車販売台数は83万台でした。次いでイギリスが37万台、フランスが 33万台となっています。

第3位の市場はアメリカで、2022年の電気自動車販売台数は99万台と世界の約10%を占めています。総台数は300万台で、世界の10%の電気自動車はアメリカにあります。

日本の2022年の電気自動車販売台数は10万2000台と世界の約1%です。総台数は 41万台で、世界の1.6%の電気自動車が日本にあります。

2022年世界のBEV・PHEVの総台数

2022年世界のBEV・PHEVの販売台数

EV充電インフラの動向

世界で電気自動車が普及するにつれて、各国の公共EV充電スタンドの必要性がますます高まっています。2022年時点で、世界の公共EV充電スタンドは270万カ所あります。

設置数がもっとも多い国は中国で、2022年時点で普通充電スタンド100万台、急速充電スタンド76万台が設置されています。

ヨーロッパでは、2022年時点で普通充電スタンド46万台、急速充電スタンド7万台が設置されています。

アメリカでは、2022年時点で普通充電スタンド10万台、急速充電スタンド2万8000台が設置されています。急速充電スタンドのうち60%がテスラスーパーチャージャーです。

注目すべきは韓国で、2022年時点で普通充電スタンド18万台、急速充電スタンド2万1000台と、アメリカよりも多くEV充電スタンドが設置されています。韓国政府は、国のEV普及目標の実現に向け、電気自動車の運行に必要なEV充電インフラに投資を集中させています。

日本では、2022年時点で普通充電スタンド2万1000台、急速充電スタンド8400台が設置されています。

出典:Global EV Outlook 2023

各国政府の電気自動車普及目標

主要国の電気自動車普及目標と主な政策は次のとおりです。

中国


中国政府は新車販売における新エネルギー車(NEV)*の割合を2025年までに20%以上、2030年までに40%以上、2035年までに50%以上に引き上げることを目標に掲げています。2035年には新車販売におけるガソリン車はすべてハイブリッド車(HV)にするとし、ガソリン車は市場から排除されます。

「新エネルギー車(=NEV,New Energy Vehicle)」とは、電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)燃料電池車(FCV)をいいます。

政府は2010年から導入してきた電気自動車の購入補助金を、段階的な削減を経て2022年末に終了しましたが、販売台数は力強い伸びを続けています。2023年は補助金なしの初めての年であるにもかかわらず、手に入れやすい低価格モデルの増加もあり、販売台数は引き続き上昇を続けています。

【関連記事】中国のEV普及率、普及拡大の取り組みとは

ヨーロッパ


欧州連合(EU)は、2035年までに合成燃料(e-fuel)車を除き、ガソリンやディーゼルを使うエンジン車の新車販売を禁止する方針を掲げています。

ヨーロッパでは、早期から電気自動車購入時の補助金や、税金の優遇措置などがとられてきました。スウェーデン ・オランダ・ドイツ・イギリス・フランスなど、近年電気自動車の普及が進んできた国では、補助金や税金の優遇措置などを徐々に削減、または段階的に廃止し、充電インフラ拡充など次の段階の政策に力を入れ始めています。

【関連記事】

ドイツのEV普及率、普及拡大の取り組みと現状

イギリスにおけるEVの普及率は?

アメリカ


アメリカ政府は、2030年までに新車販売のうち50%以上を電気自動車と燃料電池自動車にするという目標を掲げています。

2022年8月に可決されたインフレ抑制法 (IRA)の一部ではEV導入の加速に重点が置かれました。車両の最終組み立てが北米で行われているなどの決められた要件を満たしている電気自動車の購入時に、1台あたり最大で7500ドルの税額控除が受けられます。

【関連記事】アメリカにおけるEVの普及率は8%補助金や政策についても解説

日本


日本政府は、2035年までに乗用車新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げています。それにあわせて公共用の急速充電器3万口を含む充電インフラの数を2030年までに30万口設置まで伸ばし、ガソリン車並みの利便性実現を目指しています。

2023度には総額900億円の予算をあて、電気自動車購入時の補助金「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」や、EV充電器導入時の補助金「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」などの補助金支給を行っています。

【関連記事】日本のEVの普及率は?2023年最新データで解説します!

韓国


韓国政府は2030年までに電気自動車を420万台、充電スタンドの普及率を電気自動車1.9台あたり1基(123万台)に増やすことを目標に掲げています。また、2030年までに電気自動車の生産を330万台まで引きあげ、世界の電気自動車生産国トップ3になることを目指しています。

政府は2023年の電気自動車購入時の補助金を引きあげ、車両価格が5700万ウォン(約600万円)未満なら100%支給をしています。

さらに、自動車メーカーと共同でバッテリーの開発に20兆ウォン(約2100億円)を投資し、次世代のEVバッテリーを量産しようとしています。

世界でもっとも売れている電気自動車メーカー・モデルは?

2023年上半期に、世界で売れた電気自動車メーカー、モデルは以下になります。

世界の電気自動車販売台数メーカートップ20(2023年上半期)

出典:World EV Sales Now 19% Of World Auto Sales! – CleanTechnica

2023年上半期に世界でもっとも売れた電気自動車メーカーは中国のBYDです。BYDはバッテリー製造事業から2003年に自動車産業に参入し、2008年から電気自動車
を販売しています。手頃な価格設定が人気となり、長年世界トップを走ってきたアメリカ・テスラを抜いて世界1位となりました。

2位はアメリカのテスラです。電気自動車のみを製造・販売するメーカーで、テスラの電気自動車は航続距離が非常に長く、驚異的な加速性能を持ちます。また、世界最大級の急速充電ネットワークを保有・運営しています。

3位はドイツのBMWです。BMWの電気自動車の歴史は長く、1972年夏季オリンピックで最初のモデル「BMW 1602 Electric」を発表。現在に至るまでに50年以上をかけて、電気自動車技術の進化に合わせた新たなモデルや技術の開発を続けています。

4位にはフォルクスワーゲンを抜いて中国のGAC Aionが入りました。中国の自動車メーカー・GACの電気自動車ブランドで、近年販売台数を急速に伸ばしています。GACは1954年に設立された中国国営自動車メーカーで、トヨタ・ホンダ・三菱とそれぞれ合弁企業も設けています。

注目は8位の中国のLi Auto(リオート)です。中国の新興メーカーで、設立は2015年、2019年から電気自動車を販売しています。新興メーカーの中でもっとも勢いがあり、2023年4~6月期の売上高が前年同期比228.1%増と急激に売り上げを伸ばしています。

日本メーカーではトヨタが17位に入っています。海外で人気の車種は「bZ4X」「bZ3」「RZ」です。

世界の電気自動車モデル販売台数トップ20(2023年上半期)

出典:World EV Sales Now 19% Of World Auto Sales! – CleanTechnica

2023年上半期に世界でもっとも売れた電気自動車モデルを見ると、テスラ「モデルY」「モデル3」が1位と2位を占めました。

メーカー別売り上げ1位のBYDは、3位「Song」、4位「Qin Plus」、5位「Yuan Plus / Atto3」、6位「Dolphin」、9位「Han」、12位「Tang」、20位「Frigate07」と、トップ20のうちもっとも多い7車種がランクインしています。

7位の「HongGuang Mini EV( 宏光 MINI EV)」は中国メーカー・SGMW(SAIC-GM-Wuling​​)が販売するモデルで、32800元(約65万円)と衝撃的な低価格設定がされています。

8位と10位にはメーカー別売り上げ4位のGAC Aionの「Aion S」「Aion Y」がランクインしています。

トップ20のうち、13車種が中国メーカーです。中国の世界に占める市場の大きさがうかがえます。

世界の電気自動車、今後の展望

国際エネルギー機関(IEA)の見通しによると、世界の電気自動車総台数は2030年に2億3000万台〜2億4000万台に達し、路上を走る車の7台に1台が電気自動車になります。

2030年の電気自動車の販売台数は4000万台〜4500万台に達し、電気自動車の普及率は35%〜40%に達する見込みです。

まとめ

最新の世界の電気自動車市場についてご紹介しました。

  • 世界の電気自動車普及率は、2022年時点で14%
  • 世界の電気自動車の販売台数は、2022年時点で1020万台
  • 世界の電気自動車の総台数は、2022年時点で2600万台(BEVが約70%、PHEVが約30%)
  • 世界の公共EV充電スタンドは、2022年時点270万カ所
  • 世界の電気自動車市場をリードするのは中国、次いでヨーロッパ、アメリカ
  • 世界でもっとも売れている電気自動車メーカーは中国のBYD、次いでアメリカのテスラ

世界の電気自動車の普及率は、各国が普及政策目標のゴールとして定めている2030年には20%以上になると予想されています。

エネチェンジでは、今後も世界の電気自動車の動向について最新情報をお伝えしていきます。

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