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【2024最新版】世界の電気自動車(EV)の動向は?普及率から総台数、販売台数まで解説

更新日:

世界で電気自動車(EV)の普及が進んでいます。世界の電気自動車(EV)の普及率、販売台数や総台数、国別の政府目標や政策、もっとも売れている自動車メーカーや車種など、最新の世界の電気自動車の動向をお伝えします。

世界の電気自動車の普及率は18%

国際エネルギー機関(IEA)の発表データによると、世界の電気自動車の普及率(新車販売台数に占める電気自動車(BEV・PHEV*)の比率)は、2023年時点で18%です。2020年以降の伸び率が大きく、2020年4.2%、2021年9%、2022年14%、2023年18%と上昇を続けています。

世界の新車販売台数におけるBEV・PHEV比率の推移(2010-2023)

出典:Global EV Outlook 2024

BEVとは「100%電動車」、PHEVとはガソリンと電気をエネルギー源とする「プラグインハイブリッド車」 です。

以下は、2023年時点の国別の電気自動車普及率です。

新車販売台数におけるBEV・PHEV比率(2023)

国名(ヨーロッパ)EV普及率国名(ヨーロッパ以外)EV普及率
ノルウェー93%中国38%
アイスランド71%イスラエル19%
スウェーデン60%ニュージーランド14%
フィンランド54%アラブ首長国連邦13%
デンマーク46%カナダ13%
ベルギー41%オーストラリア12%
オランダ35%コスタリカ12%
ルクセンブルク32%トルコ10%
ポルトガル32%アメリカ合衆国9.5%
スイス30%韓国 7.9%
アイルランド27%セーシェル5%
オーストリア26%コロンビア3.9%
フランス25%日本 3.6%
ドイツ24%ブラジル3%
イギリス24%インド2%
ギリシャ14%メキシコ1.3%
スペイン12%南アフリカ0.3%
ラトビア11%チリ0.3%
スロベニア11%
ハンガリー11%
ルーマニア11%
イタリア9.2%
エストニア8.8%
キプロス8.8%
リトアニア7.5%
ポーランド6.6%
スロバキア6.1%
ブルガリア5.8%
チェコ5.4%
クロアチア4.6%
ヨーロッパ全体21%

出典:Global EV Outlook 2024

もっとも普及率が高い国はノルウェーで93%、次いでアイスランド71%、スウェーデン60%、フィンランド54%、デンマーク46%、ベルギー41%とヨーロッパ諸国が上位を占めています。ヨーロッパ全体の普及率は21%で、2023年に販売された車の5台に1台以上が電気自動車となっています。

ヨーロッパ以外の国の普及率は、中国が38%ともっとも高く、次いでイスラエルが19%、ニュージーランドが14%となっています。日本の普及率は3.6%と、世界的にみるとまだ低い状況です。

電気自動車の販売台数と総台数は中国がトップ

電気自動車の普及率はヨーロッパが上位ですが、電気自動車市場においては中国が世界をリードしており、販売台数と総台数ともにトップです。

世界のBEV・PHEV販売台数の推移

出典:Global EV Outlook 2024

世界のBEV・PHEVの総台数の推移

出典:Global EV Outlook 2024

2023年の世界の電気自動車の販売台数は約1400万台で、このうち60%が中国、25%が欧州、10%が米国で販売されました。総台数は4000万台に達し、中国・欧州・米国が世界の自動車販売総数の約65%を占めています。

市場1位の中国は、2023年の電気自動車販売台数が810万台と世界の約60%を占めています。電気自動車の総台数は2190万台で、世界の電気自動車のうち、半分以上が中国に存在します。

第2位の市場はヨーロッパで、2023年の電気自動車販売台数は330万台と世界の約25%を占めています。電気自動車の総台数は1120万台で、世界の約28%の電気自動車はヨーロッパに存在します。
ヨーロッパの中でもっとも市場が大きいのはドイツです。ドイツでは2023年にEV補助金が停止となり、電気自動車販売台数は2022年83万台から70万台へと減少したものの、依然としてトップの座を維持しています。次いでフランスが47万台、イギリスが45万台となっています。

第3位の市場はアメリカで、2022年の電気自動車販売台数は139万台と世界の約10%を占めています。総台数は480万台で、世界の約12%の電気自動車はアメリカに存在します。

日本の2023年の電気自動車販売台数は14万台と世界の約1%です。総台数は54万台で、世界の約1%の電気自動車が日本にあります。

2023年世界のBEV・PHEVの販売台数

2023年世界のBEV・PHEVの総台数

世界のEV充電インフラの動向

世界で電気自動車が普及するにつれて、各国の公共EV充電器の必要性がますます高まっています。2023年時点で、世界の公共EV充電器は390万台です。

設置数がもっとも多い国は中国で、2023年時点で普通充電器150万台、急速充電器120万台が設置されています。中国は世界の急速充電器の85%以上、普通充電器の約60%を占め、EV充電器の導入をリードしています。

ヨーロッパでは、2023年時点で普通充電器59万台、急速充電器11万台が設置されています。2023年後半には欧州連合で代替燃料インフラ規制(AFIR)が採択され、欧州連合の主要輸送回廊沿い60kmごとに公共の急速充電器を設置することが義務付けられました。これにより、今後ヨーロッパのEV充電インフラは急速に拡充していくとみられます。

アメリカでは、2023年時点で普通充電器14万台、急速充電器4万3000台が設置されています。アメリカでは、EV充電器の数を増やすだけでなく、EV充電器の規格をテスラの北米充電規格(NACS)に統一する動きが進んでいます。2023年12月に自動車技術者協会(SAE International)が北米充電規格 (NACS) に基づいたテスラの充電コネクタ(J3400)を北米全域の標準として使用することを発表しました。EV充電器の規格が統一されることで、充電インフラの相互運用性が高まり、アメリカ全域でEVドライバーの充電環境が向上します。

日本では、2023年時点で普通充電器2万2000台、急速充電器9600台が設置されています。日本政府は2030年までに公共用の急速充電器3万口を含む30万口の充電インフラ整備を目指しています。


出典:Global EV Outlook 2024よりエネチェンジ が作成

各国政府の電気自動車普及目標

主要国の電気自動車普及目標と主な政策は次のとおりです。

中国

中国政府は新車販売における新エネルギー車(NEV)*の割合を2027年までに45%に引きあげることを目標にしています。もともと2025年までに20%以上、2030年までに40%以上、2035年までに50%以上に引きあげることを目標に掲げていましたが、早々にこの目標を達成したため、2023年に目標値が引きあげられました。さらに、2035年には新車販売におけるガソリン車はすべてハイブリッド車(HV)にするとし、ガソリン車は市場から排除されます。

「新エネルギー車(=NEV,New Energy Vehicle)」とは、電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)燃料電池車(FCV)をいいます。

政府は2010年から導入してきた電気自動車の購入補助金を、段階的な削減を経て2022年末に終了しましたが、販売台数は力強い伸びを続けています。2023年は補助金なしの初めての年であったにもかかわらず、手に入れやすい低価格モデルの市場投入もあり、販売台数は引き続き上昇を続けています。

【関連記事】中国のEV普及率、普及拡大の取り組みとは

ヨーロッパ


欧州連合は、2035年までに合成燃料(e-fuel)車を除き、ガソリンやディーゼルを使用するエンジン車の新車販売を禁止する方針を掲げています。

ヨーロッパでは、早期から電気自動車購入時の補助金や、税金の優遇措置などがとられてきました。スウェーデン ・オランダ・ドイツ・イギリス・フランスなど、近年電気自動車の普及が進んできた国では、補助金や税金の優遇措置などを徐々に削減、または段階的に廃止し、充電インフラ拡充など次の段階の政策に力を入れ始めています。

【関連記事】

ドイツのEV普及率、普及拡大の取り組みと現状

イギリスにおけるEVの普及率は?

アメリカ


アメリカ政府は、2030年までに新車販売のうち50%以上を電気自動車と燃料電池自動車にするという目標を掲げています。

2022年8月に可決されたインフレ抑制法 (IRA)の一部ではEV導入の加速に重点が置かれました。車両の最終組み立てが北米で行われているなどの決められた要件を満たしている電気自動車の購入時に、1台あたり最大で7500ドルの税額控除が受けられます。

【関連記事】アメリカにおけるEVの普及率は8%補助金や政策についても解説

日本


日本政府は、2035年までに乗用車新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げています。それにあわせて公共用の急速充電器3万口を含む充電インフラの数を2030年までに30万口設置まで伸ばし、ガソリン車並みの利便性実現を目指しています。

2024年度には、電気自動車購入時の補助金「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」に1291億円の予算を、EV充電器導入時の補助金「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」に約500億円の予算をあて、補助金給付を行っています。

【関連記事】日本のEVの普及率は?2023年最新データで解説します!

韓国


韓国政府は2030年までに電気自動車を420万台、充電器の普及率を電気自動車1.9台あたり1台(123万台)に増やすことを目標に掲げています。また、2030年までに電気自動車の生産を330万台まで引きあげ、世界の電気自動車生産国トップ3になることを目指しています。

政府は2023年の電気自動車購入時の補助金を引きあげ、車両価格が5700万ウォン(約600万円)未満なら満額給付をしています。

さらに、自動車メーカーと共同でバッテリーの開発に20兆ウォン(約2100億円)を投資し、次世代のEVバッテリーの量産を目指しています。

世界で販売台数トップの電気自動車メーカー・モデルは?

世界各国のEV販売状況を発信するアメリカのメディア「CleanTechnica」の最新データを元に、世界で販売台数トップの電気自動車メーカー・モデルを紹介します。

世界の電気自動車販売台数トップのメーカーは「BYD」

2023年に世界でもっとも売れた電気自動車メーカーは中国のBYDです。BYDはバッテリー製造事業から2003年に自動車産業に参入し、2008年から電気自動車を販売しています。手頃な価格設定が人気となり、長年世界トップを走ってきたアメリカ・テスラを抜いて世界1位となりました。

世界の電気自動車販売台数メーカートップ20(2023年)

出典:CleanTechnica

2位はアメリカのテスラです。電気自動車のみを製造・販売するメーカーで、テスラの電気自動車は航続距離が非常に長く、驚異的な加速性能を持ちます。また、世界最大級の急速充電ネットワークを保有・運営しています。

3位はドイツのBMWです。BMWの電気自動車の歴史は長く、1972年夏季オリンピックで最初のモデル「BMW 1602 Electric」を発表。現在に至るまでに50年以上をかけて、電気自動車技術の進化にあわせた新たなモデルや技術の開発を続けています。

4位にはフォルクスワーゲンを抜いて中国のGAC Aionが入りました。中国の自動車メーカー・GACの電気自動車ブランドで、近年販売台数を急速に伸ばしています。GACは1954年に設立された中国国営自動車メーカーで、トヨタ・ホンダ・三菱とそれぞれ合弁企業も設けています。

注目は7位の中国のLi Auto(リオート)です。2022年の19位から急激に順位をあげました。リオートは中国の新興メーカーで、設立は2015年、2019年から電気自動車を販売しています。新興メーカーの中でもっとも勢いがあり、2024年はさらに順位をあげてくるであろうと予想されています。

日本メーカーではトヨタが19位に入っています。海外で人気の車種は「bZ4X」「bZ3」「RZ」です。

世界の電気自動車モデル販売台数トップは、テスラ「モデルY」

2023年に世界で売れた電気自動車モデルのトップ3は、テスラ「モデルY」、BYD「Song」、テスラ「モデル3」でした。2022年はテスラが1位と2位を独占していましたが、2023年はBYDが2位にランクインしました。

世界の電気自動車モデル販売台数トップ20(2023年)

出典:Clean Technica

メーカー別売りあげ1位のBYDは、2位「Song」、4位「Qin Plus」、5位「Yuan Plus / Atto3」、6位「Dolphin」、7位「Seagull」、10位「Han」、14位「Tang」と、トップ20にもっとも多い7車種がランクインしています。

8位の「HongGuang Mini EV( 宏光 MINI EV)」は中国メーカー・SGMW(SAIC-GM-Wuling​​)が販売するモデルで、32800元(約65万円)と衝撃的な低価格設定が話題となりました。

9位と11位にはメーカー別売りあげ4位のGAC Aionの「Aion Y」「Aion S」がランクインしています。

トップ20のうち、16車種が中国メーカーです。中国の世界に占める市場の大きさがうかがえます。

世界の電気自動車、今後の展望

国際エネルギー機関(IEA)の予測によると、世界の電気自動車総台数は2030年に2億5000万台、2035 年には 5億2500万台に達するとされています。その結果、2035年には路上を走る自動車の4台に1台以上が電気自動車になる見込みです。

また、電気自動車の年間販売台数は、2030年には約4500万台、2035年には約6500万台近くに達すると予測されています。電気自動車の普及率は2030年には約40%、2035年に50%を超えると見込まれています。

さらに、世界のEV充電器の数は2030年までに現在の4倍にあたる1500万台を超えると予想されています。

まとめ

最新の世界の電気自動車市場についてご紹介しました。

  • 世界の電気自動車普及率は、2023年時点で18%
  • 世界の電気自動車の販売台数は、2023年時点で1400万台
  • 世界の電気自動車の総台数は、2023年時点で4000万台
  • 世界の公共EV充電器は、2023年時点で390万台
  • 世界の電気自動車市場をリードするのは中国、次いでヨーロッパ、アメリカ
  • 世界でもっとも売れている電気自動車メーカーは中国のBYD、次いでアメリカのテスラ

世界の電気自動車の普及率は、各国が普及政策目標のゴールとして定めている2030年には40%を超えると予想されています。

エネチェンジでは、今後も世界の電気自動車の動向について最新情報をお伝えしていきます。

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