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【2025年最新】中国の電気自動車(EV)普及率、普及拡大の取り組みとは

更新日:

中国の電気自動車(EV)の普及率、中国政府のEV普及目標や普及拡大のための政策、中国のEV市場について詳しくご紹介します。

中国の新車販売に占めるEV・PHEVの比率は48%

国際エネルギー機関(IEA)の発表データによると、中国の新車販売台数におけるEV・PHEVの比率は、2024年時点で48%。およそ2台に1台が電気自動車という計算になります。

中国の新車販売台数におけるEV・PHEV比率の推移(2010-2024)

出典:Global EV Outlook 2025

注目すべきはその成長率。2018年から2020年までの3年間は5%程度の普及率でしたが、2021年15%、2022年29%、2023年38%、2024年48%と急速に普及が進みました。

販売台数別でみると、2021年325万台、2022年590万台、2023年810万台、2024年1130万台と脅威の伸び率をみせています。

中国のBEV・PHEV販売台数の推移(2010-2024)

出典:Global EV Outlook 2025

中国のEV充電器普及率

EVの普及には、充電インフラの整備が不可欠です。国際エネルギー機関(IEA)の発表データによると、中国国内で利用できる公共用のEV充電器数は、2024年時点で350万台に達しています。そのうち190万台が普通充電器、160万台が急速充電器です。

中国の普通充電器・急速充電器数の推移(2014-2024)

出典:Global EV Outlook 2025

2023年時点では、普通充電器と急速充電器を合わせた台数は270万台だったため、わずか1年で約1.3倍のペースで増加した計算になります。

中国はEV充電器の設置台数で世界トップを誇り、世界全体の普通充電器の55%、急速充電器の80%を占めています。2024年時点では、国内で電気自動車10台につき1台以上の公共用充電器が整備されており、充電インフラの急速な拡充が進んでいます。

中国政府のEV普及目標

中国政府は、習近平国家主席が2020年9月の国連総会で「2030年までにCO2排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目指す」と決意表明を行い、電気自動車などの「新エネルギー車(NEV)*」の普及を進めています。

※「新エネルギー車(=NEV,New Energy Vehicle)」とは、電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)をいいます。

中国政府は新車販売における新エネルギー車(NEV)の割合を2027年までに45%に引きあげることを目標にしています。もともと2025年までに20%以上、2030年までに40%以上、2035年までに50%以上に引きあげることを目標に掲げていましたが、早々にこの目標を達成したため、2023年に目標値が引きあげられました。

さらに、2035年には新車販売におけるガソリン車はすべてハイブリッド車(HV)にするとし、ガソリン車は市場から排除される方針です。

中国政府のEV普及政策

中国政府は新エネルギー車(NEV)普及のための政策として、購入時の補助金支給と購入税免除などを行ってきました。現在はEV充電インフラの拡充に重点を置いています。

◎補助金支給

新エネルギー車(NEV)購入時の補助金政策は2010年にスタートしました。当時の補助金額は搭載されるバッテリー容量に準拠しており、PHEVは1台につき上限5万元(約101万6,900円)、EV向けの補助金は1台につき上限6万元(約122万円)でした。

中国政府は新エネルギー車の普及にともない、2015年以降、補助金を数年間かけて段階的に縮小し、新エネルギー車が十分に普及したと判断した2022年末に補助金を終了しました。

なお、国の補助金終了後も、北京市、上海市、広州市、海南省三亜市などの大都市では、独自に補助金を提供し、支援を続けています。

その後、2024年には政府が「買い替え補助金制度」を新たに導入しました。この制度では、旧車を下取りに出して電気自動車を購入すると、最大2万元(約40万6,700円)の補助金が支給されます。2024年だけで約660万人がこの制度を利用し、そのうち約6割が電気自動車を購入しており、中国の電気自動車市場のさらなる拡大を後押ししています。

※カッコ内の日本円は2025年7月7日時点のレートによる換算額です

◎購入税免除

新エネルギー車(NEV)の購入税免除の政策は2014年に始まりました。新エネルギー車(NEV)購入者は、車を購入する際にかかる10%の税金が免除されます。

この政策は当初2023年末に終了予定でしたが、2025年末まで同様の免税が継続され、その後2027年末まで50%の減税措置が実施されることになりました。

◎EV充電インフラの急速な拡充

新エネルギー車(NEV)の普及が順調に進む中国では、現在、充電インフラの拡充に重点が置かれています。中国政府は、2030年までに広範囲にわたる充電インフラを構築し、国民の充電需要を満たすことを目指しています。具体的には、都市部と高速道路の充電インフラのカバー率を向上させ、農村部の充電インフラも拡充する予定です。

中国のEV市場

BYD DOLPHIN
出典:コンパクトEV「BYD DOLPHIN」2023年9月20日(水)より発売|ビーワイディージャパン株式会社

中国のEV市場では、どのメーカーが売り上げを伸ばしているのでしょうか。2025年1月〜5月に中国でもっとも売れたEVトップ10は以下のとおりです。

  1. BYD「Song」
  2. 吉利汽車「Geome Xingyuan」
  3. 五菱「宏光 MINI EV」
  4. BYD「Seagull」
  5. 小米「SU7」
  6. テスラ「モデルY」
  7. BYD「Qin Plus」
  8. BYD「Qin L」
  9. 理想汽車「L6」
  10. 吉利汽車「熊猫mini」

出典:53% EV Share in China! — May 2025 Sales Report

トップ10のうち、9車種が中国のEVメーカーの車です。そのうち4車種はBYDが占めています。BYDはバッテリー製造事業から2003年に自動車産業に参入し、現在は中国1位のEV販売シェアを誇ります。EVとしては手頃な価格設定が人気を集めています。

2位と10位の吉利汽車(ジーリー)は、中国2位のEV販売シェアを持つメーカーです。もともとは冷蔵庫部品を製造していた企業で、1997年に自動車産業に参入しました。現在ではボルボやロータスといった海外ブランドも傘下に持ち、一般向けから高級EVまで幅広いラインナップを展開しています。

3位の五菱(ウーリン)は、米ゼネラル・モーターズ(GM)、中国の上海汽車、柳州五菱汽車の合弁会社として2002年に設立された「上汽通用五菱汽車(SGMW)」のブランドです。低価格のEVを展開し、人気を集めています。

5位の小米(シャオミ)は、2010年4月に北京で創立されたスマートフォン&家電メーカーです。2021年にEV事業に参入、2024年3月には初のEV「SU7」を発売し、発売直後の予約は24時間で約8.9万台に達しました。「SU7」は、テスラ「モデル3」並みの高性能を持ちながら、より割安な価格設定が特徴です。

9位の理想汽車(リオート)は2015年に設立された中国の新興メーカーで、2019年から電気自動車を販売しています。2024年には売り上げが前年比33%増加し、同年に登場した手頃な価格帯のEV「L6」はわずか9カ月で20万台以上を納車するなど、急速に成長しています。

まとめ

  • 中国の新車販売台数におけるEV・PHEVの比率は2024年時点で48%
  • 中国国内の公共用EV充電器数は、2024年時点で350万台
  • 中国政府の目標は新車販売における新エネルギー車(NEV)の割合を2027年までに45%に引きあげ、2035年には新車販売におけるガソリン車はすべてハイブリッド車(HV)にする方針
  • 中国では新エネルギー車(NEV)の普及が順調に進んでおり、現在は充電インフラの拡充に重点が置かれている
  • 中国のEV市場では低価格のEVが多数登場し、高い人気を集めている

中国政府の政策と市場に登場した低価格EVの人気が相まって、中国ではEVの普及が急速に進んでいます。EV普及の基盤が十分整った中国では、今後さらなるEV市場の成長が期待されます。引き続き中国の動向に注目です。

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