[EV充電導入事例]株式会社シェル石油大阪発売所(京都府)
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社名
シェル石油大阪発売所
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施設名
松井山手SS
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業種
サービスステーションの運営等
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都道府県
京都府
エネルギーを巡る社会、世界の情勢は大きな変革期を迎えています。そうした変革の中にあっても、株式会社シェル石油大阪発売所さまが創業から120年余り経った今なお何より大事であると考えるのは「お客様第一主義」。サービスステーション、オートガスステーションなど、多くのシーンで、お客様にとって最も信頼のおけるエネルギー供給のパートナーとなることを目指しています。
ガソリンスタンドのサービスステーションがEV充電器の導入に踏み切った背景について、経営企画室の鴻野さまにお話をうかがいました。
今回導入いただいた施設
- 松井山手SS前(京都府京田辺市、1口)
より良いEVインフラを構築したい
鴻野さま
2035年以降、新車販売が全てガソリン車からEV車に置き換わるというニュースをきっかけに、社会変化への対応を目的として、早い段階でEVインフラの導入を決めました。
導入時期としてはまだ早いかもしれませんが、EVについての知識や情報を早期に深め、より良いEVインフラを構築していきたいと考えています。シェル石油大阪発売所としては石油製品の安定供給が第一ですが、ガソリンスタンドがEVユーザーとの接点を得られるようにとこのタイミングでの設置に踏み切りました。
鴻野さま
そうです。そこで「給油」以外のサービスに目を向けました。今後EVが増えていくとしても、洗車やコーティングといったサービスへのニーズは残るのではないかと考えています。
今回洗車場にEV充電器を設置したのも、洗車とEVを結びつける狙いがあったからです。ガソリン車がEVに置き換わったとき、ガソリン車・EVのどちらにも不可欠な接点を模索しています。まだわからないことも多いですが、早期から導入することで最適解を見つけることができればと思います。
エネチェンジはニーズにあったプランを選択できるのが魅力
鴻野さま
補助金対応機種だけでも複数のプランがあり、それぞれのニーズにあったプランが選べる所は魅力的だと思います。エネチェンジの営業担当様から、分かりやすく各プランの内容を説明してくれた点もよかったです。
現在のEVユーザーは年会費を払って登録した充電カードを主に利用していますが、エネチェンジの充電器は年会費や月会費が不要で「ビジター利用」できるのも便利で良いですね。ほかにもエネチェンジと同じようにスマホのアプリだけで充電できるスタンドが増えてくれれば便利になると思います。
ガソリン基礎とした新たなエネルギー供給拠点へ
鴻野さま
今後は、より多くのEVユーザーの方に充電器を使用していただくことで、ガソリンスタンドとEVユーザーの方との接点を作りたいです。技術が進めば航続距離だってさらに伸びるでしょうし、環境が整えばEVユーザーの数は増えるはずです。
今の段階からEVユーザーの生の声、要望をいただき、私たちもより良いEVインフラ構築に貢献したいです。
そのために、私たちがEV充電を始めたことを広く知ってもらう必要があるのかなと思います。店舗情報を更新したり、SNSで呼びかけるなどしてweb集客に取り組みました。その甲斐あって、7月末頃には早くも初めてのEV充電利用客を迎えることができました。
だからといって石油製品の安定供給に背を向けるわけではありません。
創業当初からある「石油製品の安定供給」という使命を果たしつつ、EV・PHEVといった新たなモビリティが必要とする電気を供給できるような新たなエネルギー拠点を目指しています。
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