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[EV充電導入事例]草津駅西口駅前第二駐車場(滋賀県)

  • 社名

    南興業株式会社

  • 施設名

    草津駅西口駅前第二駐車場

  • 業種

    駐車場

  • 都道府県

    滋賀県

滋賀県草津市にある南興業株式会社は、阪急阪神第一ホテルグループ傘下のホテルボストンプラザ草津の運営をはじめ、ホテル・宿泊業をメインに賃貸ビルや駐車場、カフェなどを経営しています。

この度、同社が運営する「草津駅西口駅前第二駐車場」に、EV充電エネチェンジを2口導入いただきました。ホテルボストンプラザ草津の専務取締役 総支配人である南さまに、EV充電器導入の経緯・きっかけについてくわしくお話をうかがいました。

今回導入いただいた施設

導入いただいた施設のご紹介
  • 草津駅西口駅前第二駐車場(滋賀県草津市、2口)

8年前から設置。EV普及を肌で実感

ー EV充電器を導入しようと思ったきっかけは?

南さま

最初に導入したのは8年前です。他社製品を使っていました。

当時から省エネや環境問題に対する社会の関心は高まっており、EVシフトの機運が高まっていました。EVが普及してくると、駐車場経営をするうえでEV充電器は集客強化や利便性向上のためには欠かせない設備になると当時から注目していました。

エネチェンジに移行する前もEV充電器は定期的にご利用いただいており、とくに2022年〜2023年ごろを境にEV充電の利用数は増えてきていると感じています。

ー おっしゃるとおり、ここ1~2年がEV普及の大きな転換期となっています。しかし、8年前から充電器を設置されていた施設さまとしては、「今後も本当にEVは普及するの?」という不安はありませんでしたか?

南さま

実は私自身も電気自動車に乗っていたことがあるんですよ。いまは事情があって別の車種に乗り換えていますが、三菱のアウトランダーPHEVに乗っていた時期がありました。自宅に充電器も設置しています。

やはりすごいですね。ガソリンスタンドに行く回数が減って便利でしたし、なにより加速の滑らかさや静粛性も新幹線みたいで快適です。自分自身で電気自動車の乗り心地を体験して、その良さを知っているので、「EVが普及しないのでは?」という不安はなかったです。

いつかは “EVの時代” になるのだろうなとは漠然と思っていました。

ー ありがとうございます。

南さま

私たちが運営しているホテルにも「EV充電器はありますか?」というお問い合わせが増えてきています。EV充電のニーズを肌で実感していたので、EV充電器を撤去しようとは思いませんでした。

ー エネチェンジをお選びいただいた理由は?

南さま

導入費用がゼロ円だったことは大きいです。EV充電器は設備投資だと捉えていますので、一切費用がかからなかったのは非常に嬉しいです。

EV充電サービスは、最初はほかの事業者もよいかなと考えていたのですが、そこは急速充電器がメインの会社とのことでしたので、普通充電に実績のあるエネチェンジを選びました。

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使いやすい場所に設置して認知も獲得したい

ー 「第一駐車場」ではなく「第二駐車場」にEV充電器を設置した理由は?

南さま

一般のEVユーザーが充電しやすい場所として、今の場所を選びました。第一駐車場は弊社が運営しているホテル棟の中にあり、その向かいのビルに今回充電器を設置した第二駐車場があります。

第一駐車場と第二駐車場は近接しているので立地はほぼ同じですが、第二駐車場のほうが充電場所を確保しやすい環境です。というのも、第一駐車場は1階に駐車スペースがなく、3階まで上がる必要があります。一方で、第二駐車場は1階に4台の駐車スペースがあります。

1階にあるほうがユーザーにとっては入りやすいですし、そこに充電器があることを認知していただきやすいと考えました。

ー エネチェンジ以前のEV充電器もこの場所に?

南さま

そうです。地下から配管を通して配線しているのですが、今の場所が工事もしやすいということで当時からこの場所に設置しています。今回のエネチェンジの設置でも担当者と「利便性・設置コストの観点からやはりこの場所が最適だろう」という話に落ち着きました。

最初にエネチェンジに相談したときは、もともとあったEV充電器1台を入れ替えするだけの予定でしたが、「この環境でうまく工事すれば補助金の枠内で2台の設置ができるかも」と提案していただき、実際に2台の設置ができたのは嬉しいですね。

リピーターも定着。地元のライフスタイルに

ー 実際に設置されてみてしばらくたちますが、反響は?

南さま

エネチェンジの充電器が設置されてから、2台とも充電器が埋まっていることもあります。

最初は1台だけで十分と考えていましたが、「充電したくても(使用中のため)できずにあきらめたユーザーがいたんだ」と気付きました。やはりEV充電に需要はありますね。

ー どのような方が利用されているのでしょうか?

南さま

ナンバーは滋賀や京都が多いです。お昼間に停めて充電している方をよくお見かけします。私が察するに「草津駅前までクルマで来て、この駐車場に停めてから電車で京都に遊びに行く……」というような使い方なのだろうなと思います。クルマでも京都までなら1時間ほどですが、電車だと20分で済みますので。

ー なるほど、たしかにロータリーにある駐車場なので便利ですね。

南さま

繰り返しEV充電器を利用してくれている方が多くいらっしゃいます。「あ、またこのクルマだ」と思うようなことが増えました。1台ではなく何台かそのようなお客さまがいらっしゃいます。

「電車で遠出するときは駅まで来て、この駐車場でEV充電しておく」という使い方がライフスタイルにうまく溶けこんでくれているのかなと思います。今後はさらに多くのEVユーザーにご利用いただきたいです。

「EVは1台あると非常に便利」

ー ありがとうございます。少し話を脱線しますが、以前に乗られていたPHEVは社用車として?

南さま

そうですね。社用車です。乗り心地も気に入っていたのですが、電気自動車だからこその機能も素晴らしかったです。

ー 具体的にはどのような?

南さま

V2Hの給電システムです。一度ホテルの高圧ケーブルが破損してしまい、ホテル全体が停電したことがありました。そのときに、ちょうどPHEVがあったので、クルマのバッテリーを非常用電源として使うことができました。なんとか電話だけは復旧できたので助かりました。

こうした経験があるので、EVやPHEVは1台あると便利だなと思っています。災害時や停電時などには頼れる存在だと思います。

ー いま電気自動車に乗られていない理由は?差し支えなければ教えてください。

南さま

当時私が乗っていたPHEVはEV走行換算距離が40km~50kmしかありませんでした。もちろんガソリンでも走行できますが「せっかく電気で走れるのにガソリン走行はもったいない!」という気持ちになってしまい、乗り換えの際にハイブリッドに変えてしまったんですよ。

現行の車種は、EV走行換算距離が倍近くに伸びているようですし、海外メーカーの車種も400km~500km走行可能になっているようですので、これからEVを購入される方は苦労しないと思います。

ー たしかに航続距離はここ数年で伸びてきていますね。

南さま

はい。ですのでスペックで見れば現行のEVはどれも安心感があると思います。

ただし、私自身はクルマが好きでこだわりが強いものですから、いま出ているEVはデザインが個人的にイマイチというのが正直なところです。今後は自動車メーカーがさらにEVのラインナップを充実させてくるでしょうから、魅力的な車種に巡り合ったときはまたEVに乗り換えたいです。

「利便性強化や集客に期待」

ー EV充電器の設置で期待している効果は?

南さま

利便性の向上もそうですが、集客面でも期待しています。EV充電器を設置すれば、カーナビや地図アプリ、エネチェンジのアプリなどにも情報を掲載してもらえます。複数のチャンネルで露出を増やせるのは嬉しいです。

ー 最後に一言お願いします!

南さま

EVは今後さらに増えるだろうと私は予想しています。しかしEVが普及すれば、それだけEV充電設備の設置に対する国からの補助金の額は減っていくと思います。ですので今の段階でゼロ円で導入できたのは良かったです。

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