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電気自動車(EV)充電スタンドはどこにある?探し方・料金・使い方を徹底解説

更新日:

電気自動車(EV)の購入を考える際、どこで充電できるのか、充電スタンドをどう探せばよいのか心配な方も多いでしょう。

この記事では、EV充電スタンドの見つけ方から、普通充電器と急速充電器の使い分け、充電料金の目安、そして充電スタンドの基本的な操作方法まで詳しく紹介します。

EV充電スタンドはどこにある?

EV充電スタンドは、2024年11月時点で全国に22,807カ所*(急速充電器8,689カ所、普通充電器14,118カ所)に設置されています。

EVsmart登録台数(2024年11月時点)

EV充電スタンドの設置場所の例は以下のとおりです。

急速充電器高速道路SA/PA、道の駅、自動車販売店、コンビニエンスストアなど
普通充電器コインパーキング、宿泊施設、商業施設、レジャー施設、ゴルフ場など

急速充電器と普通充電器の違いについてはこちら

また、ガソリンスタンドでも、EVやPHEV(プラグインハイブリッド車)向けにエネルギーを提供する総合エネルギー拠点としてEV充電器の設置が徐々に進んでいます。

EV充電スタンドの探し方

EV充電スタンドは、看板やカーナビ、アプリ、インターネットから簡単に見つけることができます。

看板で探す

EV充電スタンドの近くには目印として看板が設置されています。特に公道沿いのスタンド入口には青い看板が多く見られます。また、充電器本体にも看板が掲示されている場合があり、「EV充電エネチェンジ」ではスタンド入口に青い看板、充電器本体には赤いロゴが掲示されています。

例)青色の看板


例)「EV充電エネチェンジ」充電器本体の看板

カーナビで探す

多くのEVには、EV充電スタンドの位置があらかじめ登録されたカーナビが搭載されています。これにより、目的地までのルートを設定する際や走行中に、近くのEV充電スタンドを地図上で容易に確認できます。

アプリで探す

EV充電スタンドを検索できるアプリも多数あり、特におすすめは「EV充電エネチェンジ」です。このアプリはエネチェンジの充電器だけでなく全国の充電スポットを検索でき、操作や支払いまでアプリ内で完結するため便利です。

※充電器の操作、支払いが可能なのはエネチェンジの充電器のみとなります。

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インターネットで探す

EVsmart」や「GoGoEV」といった情報サイトでは、EV充電スタンドの利用可能時間や口コミ、充電器の数などの詳細情報を確認できます。また、「Googleマップ」「Yahoo!カーナビ」「ナビタイム」などのマップサービスでもEV充電スタンドを検索可能です。


出典:EVsmart

普通充電器と急速充電器の違いは?どう使い分ける?

EV充電器には、普通充電器と急速充電器の2種類があります。

普通充電器は3kWや6kWといった低出力で、ゆっくり充電をします。6kW出力の場合、1時間で40km程度走行可能な充電が可能です。コインパーキングや宿泊施設、商業施設、レジャー施設、ゴルフ場など、長時間の駐車が想定される場所に設置されており、滞在中にゆっくりと充電したいときに便利です。

急速充電器は高出力で、短時間で充電が完了します。一般的な50kW出力であれば、5分間で40km程度走行可能な充電が可能です。高速道路のSA/PA、道の駅、カーディーラー、コンビニエンスストアなど、長距離の移動途中に短時間で充電をしたいときに便利な場所に設置されています。目的地にたどり着くまでに充電が足りなくなりそうなときの補充に便利です。

なお、PHEVのなかには、急速充電に対応していない車種もあります。

関連記事:EVの急速充電とは? 普通充電との違いや料金、使い方を解説

EV充電スタンドの支払い方法

EV充電スタンドの主な支払い方法には、スマートフォンアプリ、充電カード、クレジットカード、バーコード決済があります。現金での支払いが可能なEV充電スタンドはほとんどないため注意しましょう。

スマートフォンアプリで支払う

スマートフォンのアプリで支払う場合は、利用する充電器ごとに提供しているアプリが異なるため、対応アプリの確認・ダウンロードが必要です。

「EV充電エネチェンジ」では、月額無料のアプリを提供しており、充電スポットの検索、充電操作、支払いまでをアプリ1つで完結できます。支払いは、アプリに登録したクレジットカードまたは電子決済サービス「PayPay」からチャージして行えます。

充電カードで支払う

充電カードは、EV充電スタンドでのユーザー認証や支払いを簡素化するためのカードです。車種に関係なく利用できる一般向けのものと、自動車メーカーが発行するオーナー限定のカードがあります。

充電カードは、全国にあるe-Mobility Power(eMP)ネットワークの充電器21,870口(急速充電器9,154口、普通充電器12,716口)*で利用可能です。
e-Mobility Power(2024年9月時点)

対象充電器には象のマークが目印の「チャージスルゾウ」やeMPのロゴが表示されています。

画像引用:e-Mobility Power

エネチェンジの充電器もeMPと提携しているため、充電カードが利用できます。

なお、充電カードはプランに応じて会費が発生します。月の充電量が多い人向けのプラン、少ない人向けのプランなど選択肢があるため、充電頻度や利用状況に応じて自分に合ったプランを選ぶとよいでしょう。

関連記事:【ドライバー向け】EV充電カードとは?特徴から利用方法まで解説します!

クレジットカードで支払う

クレジットカードでの支払い方法には、以下の2つがあります。

  • EV充電器に表示された二次元コードを読み取り、クレジットカード番号を入力
  • EV充電器に記載されている電話番号に連絡し、クレジットカード情報を伝える

クレジットカード決済は、充電カードより割高になることが多いため、充電カードを忘れた場合や、普段は自宅で充電を行い、たまにしかスタンドを利用しない際に適しています。

バーコード決済で支払う

PayPayやLINE Payなどバーコード決済ができるEV充電スタンドも増えてきました。EV充電器に表示された二次元コードを読み取り、画面の手順に従って決済が完了します。

充電料金はどのくらいかかる?

EV充電スタンドの充電料金は一律ではなく、充電器の種類や支払い方法によって異なります。以下は、一般的な料金目安です。

普通充電器の料金目安

EV充電スタンドで普通充電器を利用する場合、目安の料金は30分で165円*です。たとえば、レジャー施設に3時間滞在して充電した場合、料金は990円になります。

※6kW出力の普通充電器における一般的な設定金額 55円 / 10分 に基づいて試算

急速充電器の料金目安

EV充電スタンドで急速充電器を利用する場合、目安の料金は30分で1,300円〜3,000円です。急速充電器では、充電カードを使用するか、ビジター利用かによって料金が大きく異なります。

充電カードを利用した場合

たとえば、日産の充電カード「ZESP3」のプレミアム100プランでは、月額4,400円で100分の急速充電と600分の普通充電が含まれています。100分超過後は1分あたり44円で、30分充電すると1,320円となります。


画像引用:日産自動車

ビジター利用の場合

e-mobility PowerのEV充電器は、充電カードを持っていない方でも「ビジター利用」が可能です。料金は50kW以下の急速充電器は30分1,650円、90kW以上は30分2,310円です。

画像引用:e-Mobility Power

EV充電スタンドの使い方

EV充電スタンドの充電器には利用方法が記載されており、その指示に従えばだれでも容易に操作ができます。充電器の使い方を3STEPで解説します。

⚫︎STEP1 EVの充電口を開く
EVには2つの充電口があり、充電口が大きいほうが急速充電用、小さいほうが普通充電用です。

⚫︎STEP2 充電器のコネクタを充電口に接続

充電口を確認し、コネクタをEVの充電口に挿し込みます。

⚫︎STEP3 充電器の利用方法に従って充電開始

充電器の利用方法に従って、充電時間や支払い方法を選択し、スタートボタンを押して充電を開始します。コネクタを挿しただけで急に充電が始まるということはないので安心してください。

【関連記事】【充電体験レポート】EV初心者の充電にまつわる疑問を解決 

EV充電スタンドは簡単に見つけられる

EV充電スタンドの探し方や料金、使い方についてご紹介しました。

EV充電スタンドは看板、カーナビ、アプリ、インターネットから簡単に見つけることができます。EV充電スタンドには、長時間駐車に適した普通充電器と短時間で充電できる急速充電器があり、目的に合わせて使い分けることで、より効率的に充電を行えます。

支払い方法には充電カードやスマートフォンアプリなどさまざまな選択肢があり、利用頻度やライフスタイルに合ったものを選ぶと便利です。充電料金は、自身に適したプランや支払い手段を選択することで充電コストの節約も可能です。

EVライフを安心・快適に楽しむために、まずは身近な充電スタンドを確認し、使い方をチェックしておきましょう。

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