【法人向け】電気自動車のEV充電スタンドの設置費用は?0円で導入する方法も紹介
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電気自動車(EV)が急速に普及しつつある流れを受けて、EV充電器の設置を検討されている施設オーナーの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
EV充電器の導入費用は、導入したい充電器の機種や工事環境などによって大きく上下するため一概には言えないので、正確な費用の算出は専門業者の見積もりが不可欠です。
この記事では、見積もりを依頼する前に自分で市場相場を把握したい施設オーナーのために、機器の種類や価格・設置工事の内容など、EV充電器導入の負担額を決定するコスト要因について解説していきます。
また、導入価格を最低限に抑えるための補助金制度や支援金制度についてもご紹介します。
高まるEVの「目的地充電」へのニーズ
ガソリンを使わずに電気で動く電気自動車(EV)のエネルギー補給には、以下の3つの充電利用シーンがあります。
- 自宅や職場で行う「基礎充電」
- 移動途中の充電スタンドで行う「経路充電」
- 移動先の目的地で行う「目的地充電」
基本的にEVは自宅で充電をして、足りない部分をほかの経路・目的地充電で補うのが理想です。そのため、メインの拠点である自宅や職場への充電器の設置は必須と考えられます。
同時に、EVドライバーの増加により出先で充電する「目的地充電」の需要もさらに高まっているため、商業施設への充電スタンド設置も必要不可欠です。
EV充電器の「設置費用」=「本体価格」+「工事費」
EV充電器の「設置費用」には以下の2つが含まれます。
- 充電器購入費用
- 設置工事費用
また、EV充電器は大きく2種類に分かれ「普通充電器」と「急速充電器」があります。どちらのEV充電器を設置するかによって、充電器購入費用と設置工事費用が大きく変わります。
設置工事とは主に電源からの電気配線工事や、本体の固定工事などを指します。看板の設置などにかかる費用なども工事費に含まれます。設置工事費用は周辺環境にも左右されますが、設置台数を増やすことで、1基あたりのコストが下がることもありますので、具体的で正確な費用の算出には見積もりが不可欠です。
EV充電器の価格帯と設置工事費用の概要については次の項から詳しく説明します。
EV充電器の種類と価格
EV充電器の価格を大きく左右する機能やスペックは主に以下の3つです。
- 充電スピード(kW出力数)
- 4Gなどの通信機能の有無
- 課金システムの有無、アプリやカード決済システムとの連携の可否
また、屋外に設置する場合は、雨や雪などの天候に対する耐性のある機種を選ぶ必要があります。
◎「普通充電器」の本体価格の相場は1基あたり70万円程度
商業施設などにEV充電スタンドとして設置するのに最適な「6kWの普通充電器」の価格相場は70万円程度です。
さらに低価格な普通充電器もありますが、戸建住宅で使用するようなコンセント型や出力数が低い3kWの普通充電器は、「6kWの普通充電器」よりも倍以上の充電時間がかかってしまいます。
また、課金機能(決済機能)がない場合、わざわざ商業施設のカウンターや精算機などに行き決済しなければならず不便です。対応スタッフが居なかったり、精算対応にミスがあり急いでいる顧客を待たせてしまったりするなどのトラブルが発生すれば、最悪の場合クレームになる可能性もあります。
課金機能のないEV充電器を設置して、ドライバーには無料で電気を提供するという運用の選択肢もありますが、無料提供の場合かえって利用者に遠慮され、使われないという事例もありました。
【導入事例インタビュー】
十分な出力数や機能性を備えた「6kWの普通充電器」であれば、70万円程度をみておきましょう。
◎「急速充電器」の本体価格の相場は1基あたり230万円から
高速道路SA/PAなどに設置されることが多い「急速充電器」とは、50kW以上の出力の充電器です。その名のとおり短時間での充電が可能ですが、価格相場は230万円からとスペックゆえに普通充電器に比べると高額な機器となります。
さらに、電圧の関係上、設置には高圧契約が必要となり設置費用も高額になりがちです。(詳しくは次の工事費用の項で説明します)
出力が高く充電時間が短いからという理由だけで急速充電を選ぶのは良い選択とは言えないでしょう。商業施設やゴルフ場などに設置するのであれば、急速充電器は15〜45分程度で充電が終了するため、EVドライバーはすぐに車を移動させなければならずかえって不便になることも。
高速道路SA/PAやガソリンスタンドなど滞在時間が短い場所でない限りは、あえて高額な費用のかかる急速充電器を設置する必要はないでしょう。
急速充電 | 普通充電 | ||
特徴 | ・数十分で充電完了 ・高速道路PAや道の駅などへの設置が多い |
・数時間の充電時間 ・急速充電に比べ低コスト ・商業施設やレジャー施設での設置・運用に向いている |
|
設備の種類 | ー | コンセント型 | ケーブル一体型 |
出力 | 50kW程度 | 最大4kW程度 | 6kW倍速充電も可能 |
商業施設への設置 |
△ あまりおすすめできません |
○ 設置コストを抑えたいなら |
◎ 機能性・利便性の両面なら |
「6kWの普通充電器」と「50kW以上の急速充電器」のどちらも補助金の利用が可能。通常の価格よりも今なら安く導入できます。
補助金については後ほど詳しく説明します。
EV充電器の設置工事費の相場は?
EV充電器の設置工事費の相場は、「6kWの普通充電器」で1基あたり130万円程度。「50kW以上の急速充電器」は1基で500万円程度からそれ以上です。
工事費用は、基本的に設置場所が電気を取得する場所(分電盤)から遠くなれば遠くなるほど高額になります。
また、ゴルフ場のように敷地が広い場所は設置の際に重機が必要になることが多く、こちらも工事費用が高額になる要因になります。さらに、高圧受電設備の設置工事を追加で行う場合は、追加で200万〜600万円程度の費用がかかります。
EV充電器を導入する数により、1基あたりの設置費用の単価は低くなる傾向があります。正確な設置費用については、設置環境や配線の状況に左右されるため専門の業者に見積もりを取り確認してください。
EV充電エネチェンジでも、EV充電器の設置について経験豊富な担当者がご相談を承ります。ぜひエネチェンジにご相談ください!
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EV充電器の設置費用の相場は?
では、実際には「充電器購入費用」と「設置工事費用」を合わせるといくらになるのでしょうか。これまでの内容を踏まえ、EV充電器の設置費用の相場を合算して説明します。
◎「普通充電器」の設置費用(本体+工事費用)は200万円程度
普通充電器設置の費用相場は、1基あたり充電器本体価格が70万円程度、工事費用は130万円程度であるため、充電器本体費用+設置工事費用の合計で200万円前後となっています。
◎「急速充電器」の設置費用(本体+工事費用)は730万円程度
一方で急速充電器設置の費用相場は、1基あたり充電器本体価格が230万円から。工事費用は500万円からそれ以上であるため、充電器本体費用+設置工事費用の合計で730万円前後となっています。
上記の結果を踏まえ、急速充電器は普通充電器の導入より4倍近くも費用がかかります。導入施設への滞在時間が長い場合、急速充電器はオーバースペックとなるため普通充電器の導入がおすすめです。
追加でかかる費用
そのほか追加でかかる費用は以下のようなものがあります。
- EV充電器の環境色への対応費
- 設定後のメンテナンス費用
- EV充電器を地図やアプリへ登録する人件費
- EV充電器があることの広報活動費
細かく分類すると多くの費用がかかることがわかります。
急速充電と普通充電どちらがいいの?
商業施設など滞在時間が長い場所では、十分に充電時間を確保できるため、普通充電器を設置するのが適しています。
最短15分で充電が終わる急速充電では、すぐに車を移動させなければならずかえって不便になることもあります。
設置コスト面でもおすすめは普通充電器です。急速充電器は普通充電器に比べると機器代金や工事費が高く、補助金を活用したとしても、100万円以上の負担が発生します。本当に必要な場合以外は普通充電器がおすすめです。
◎急速充電器よりも普通充電器の設置が向いている施設の例
EV充電器を0円で設置する方法は?
EV充電器の設置にかかる費用について解説しましたが、国や自治体で行われている補助金制度を利用すれば自己負担額が少なく導入することが可能です。
国の制度である「充電インフラ補助金」では、インフラ整備促進のために補助金制度として「充電設備費の50%補助」と「工事費用最大100%補助」の2つの費用を支援しています。
〈図〉充電インフラ補助金の内訳
また、国の制度である「充電インフラ補助金」は地方自治体の補助金とも併用可能なことが多く、さらに安くEV充電器を導入可能です。
しかし、いずれの補助金も予算に達し次第、受付終了のため早めの申し込みをおすすめします。今から補助金の要綱確認や工事業者の選定、充電器の選定など各企業へ早めに伝えるのがおすすめです。
【関連記事】
・導入コストを最大780万円削減できる「充電インフラ補助金」とは?
・東京都でもEV充電器の設置に補助金が使えます!
EV充電器を0円で設置する方法は?
EV充電エネチェンジでは、初期費用と月額費用が0円のプランを用意しています。
EV充電器設置サービスがいくつかありますが「EV充電エネチェンジ」は、独自の導入支援金を用意しているため施設オーナーの方の負担は供給する電気代以外ありません。
支援金の内容は、国や自治体の補助金を差し引いた残りの施設オーナー様の自己負担額をエネチェンジが補填するというものです。そのため、実質0円での設置が可能となっています。
EV充電エネチェンジは、導入台数NO.1*のEV充電器サービスです。現在も日々シェアを拡大中。
※認証アプリ提供サービスでの、EV普通充電器(6kW)の設置口数(2024年11月1日時点、GoGoEV調べ)
◎「EV充電エネチェンジ」の強み
エネチェンジでEV充電器を設置するメリットは以下のとおりです。
- 実質0円で設置可能
- 補助金申請の手続きを専任担当者がサポート
- 導入台数No.1の圧倒的全国シェア
- 収益化できるプランなども選択可能
- 設置後のアフターサポートも充実
- キャッシュレス対応でドライバーにも使いやすい
この記事で紹介した補助金の申請や設置後のアフターサポートなども、導入台数No.1*のエネチェンジが徹底的にサポートいたします。業務が忙しい施設オーナーの方でも、最小限の対応でEV充電器の設置をすることが可能です。
※認証アプリ提供サービスでの、EV普通充電器(6kW)の設置口数(2024年11月1日時点、GoGoEV調べ)
また、エネチェンジはe-Mobility Powerと提携しており「充電カード」を持っている15万人のドライバーもエネチェンジのEVスタンドを利用することができます。新たな集客のポテンシャルとしても抜群です。
\導入実績No.1 /
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エネチェンジにご相談ください
EV充電スタンドの導入の際には、「普通充電器」と「急速充電器」で費用が大きく異なります。
滞在時間が長い商業施設には買い物や食事中に充電できる「普通充電器」の導入がおすすめです。充電時間のために顧客の滞在時間が伸びる可能性もあり、間接的な収益増につながることも。
エネチェンジでは、導入前の設置場所の業者立ち会いも行っています。
EV充電器の設置が初めての場合、運用開始後にさまざまなご意見・ご不明点が出てくると思いますが、EV充電エネチェンジでは設置後も手厚くアフターサポートをいたしますので、ご安心ください、
導入前から導入後まですべてサポートいたします。
初めてのEV充電器の導入に不安な方、専門知識が無くてどうしてよいか分からない方でも簡単かつ低コストで導入することができます。
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