レクサス 新型RZ EV|改良モデルの変更点・航続距離・価格・補助金・F SPORTまとめ
更新日:
-2025-12-26T013701.171-1024x576.png)
新型 レクサス RZ(2025年改良モデル)の概要|価格・航続距離・補助金情報
レクサスの電動SUV「RZ」に2025年改良モデルが登場しました。今回の新型では、BEVシステムを全面的に刷新し、航続距離や走行性能、充電性能が向上しています。
航続距離は、2WD(前輪駆動)モデルで最大733km(WLTC)を達成。価格帯は約790万円からとなっており、国産EVの中では高価格帯に位置します。CEV補助金の対象となるため、条件によっては実質負担額を抑えることも可能です。
走行性能の面では、電動駆動モジュール「eAxle(イーアクスル)」を改良。効率を高めることで、電費性能の向上とモーターの高出力化を両立しています。
充電性能についても見直しが行われ、新たにバッテリープレコンディショニング機能を搭載。急速充電前にバッテリー温度を調整することで、寒冷地でも充電しやすい設計とされています。
また、全グレードに回生ブレーキの強さを調整できるパドルシフトを装備。アクセル操作に加えて減速時のコントロール性も高まり、EVらしいワンペダル感覚の走りを自分好みに調整できます。
加えて、レクサス初となるステアバイワイヤシステムを採用した「RZ550e F SPORT」が新たに設定され、スポーティな走りを重視するユーザー向けの選択肢も拡充されました。
参考記事:レクサス RZ EV|航続距離・価格・グレード比較まとめ
新型 レクサス RZ(2025年改良モデル)の主な改良点
車両価格とCEV補助金の変更
新型RZでは、グレード体系の見直しにより車両価格が再設定されました。従来の2グレード構成から出力別の3グレード展開となり、エントリーモデルにあたる「RZ350e version L」は790万円と、従来モデルより抑えられた価格設定となっています。一方で、走行性能を高めた「RZ550e F SPORT」が新たに追加され、選択肢の幅が広がりました。
国のCEV補助金は2026年1月1日から、従来の最大90万円から最大130万円へと増額されています。新型RZではグレードごとに補助金額が設定されており、version Lは満額となる130万円、F SPORTグレードは104万円の交付対象です。
従来モデルと新型RZの車両価格とCEV補助金
| 従来RZ(2025年12月時点) | |||
| グレード | 価格(税込) | CEV補助金 | 補助金適用後の価格 |
| RZ300e | 8,200,000円 | 900,000円 | 7,300,000円 |
| RZ450e | 8,800,000円 | 900,000円 | 7,900,000円 |
| 新型RZ(2026年1月以降) | |||
| グレード | 価格(税込) | CEV補助金 | 補助金適用後の価格 |
| RZ350e“versionL” | 7,900,000円 | 1,300,000円 | 6,600,000円 |
| RZ500e“versionL” | 8,500,000円 | 1,300,000円 | 7,200,000円 |
| RZ550e“F SPORT” | 9,500,000円 | 1,040,000円 | 8,460,000円 |
バッテリー容量と航続距離の違い
新型RZでは、バッテリー性能をより効率的に引き出す改良により航続距離が大きく伸びています。従来モデルと比べると、特に前輪駆動(FWD)モデルでの伸びが大きく、日常利用から長距離移動まで対応しやすくなっています。
従来モデルと新型RZのバッテリー容量・航続距離
| 従来RZ | |||
| グレード | 駆動方式 | バッテリー容量 | 航続距離(WLTC) |
| RZ300e | 前輪駆動 | 71.4kWh | 599km |
| RZ450e | 四輪駆動 | 71.4kWh | 494km |
| 新型RZ | |||
| グレード | 駆動方式 | バッテリー容量 | 航続距離(WLTC) |
| RZ350e“versionL” | 前輪駆動 | 74.69kWh | 733km |
| RZ500e“versionL” | 四輪駆動 | 74.69kWh | 579km |
| RZ550e“F SPORT” | 四輪駆動 | 76.96kWh | 582km |
F SPORTラインナップの追加
新型RZでは、スポーティな走りを重視したグレードとして、「RZ550e F SPORT」と「RZ600e“F SPORT Performance”(特別仕様車)」が新たに設定されました。運転操作のしやすさや走りの楽しさを追求した「F SPORT」ラインナップが加わっています。

ステアバイワイヤ用ステアリングホイール
レクサス初採用となる「ステアバイワイヤシステム」は、ハンドルの動きとタイヤの向きを電子的に制御することで、駐車時や交差点でもハンドルを大きく回す必要がなく、少ない操作でスムーズに曲がれるのが特徴です。また、「インタラクティブマニュアルドライブ」は、アクセルやパドルシフトの操作に応じて、駆動力の変化に加え、サウンドやメーター表示が連動し、ドライバーの操作を直感的に感じ取れる仕組みとなっています。
RZ550e F SPORTは、これらの機能を備えたスポーティグレードです。一方、RZ600e“F SPORT Performance”は、その特性をベースにシステム最大出力を313kWまで高めた高性能仕様の特別モデルとなっています。
新型 レクサス RZ(2025年改良モデル)のグレード比較表
| グレード | RZ350e“versionL” | RZ500e“versionL” | RZ550e“F SPORT” |
| 価格(税込) | 7,900,000円 | 8,500,000円 | 9,500,000円 |
| CEV補助金 (2026/1/1~) | 1,300,000円 | 1,300,000円 | 1,040,000円 |
| CEV補助金 適用後の価格 | 6,600,000円 | 7,200,000円 | 8,460,000円 |
| 【走行性能・航続距離】 | |||
| 航続距離(WLTC) | 733km | 579km | 582km |
| 電費 | 8.33km/kWh | 6.8km/kWh | 6.94km/kWh |
| 駆動方式 | 前輪駆動 | 四輪駆動 | 四輪駆動 |
| 最高出力 | 165kW | 250kW | 300kW |
| 最大トルク | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 0-100km/h加速 | 7.5秒 | 5.3秒 | 4.4秒 |
| 【バッテリー関連】 | |||
| バッテリー容量 | 74.69kWh | 74.69kWh | 76.96kWh |
| 保証 | 10年 200,000km | 10年 200,000km | 10年 200,000km |
| ヒートポンプ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 【サイズ・重量】 | |||
| 全長 | 4,805mm | 4,805mm | 4,805mm |
| 全幅 | 1,895mm | 1,895mm | 1,895mm |
| 全高 | 1,635mm | 1,635mm | 1,635mm |
| 車両重量 | 1,950kg | 2,070kg | 2,120kg |
| 定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
| ラゲッジ容量 | 522L | 522L | 522L |
| 【充電性能】 | |||
| 充電ポート位置 | 急速:フロント左 普通:フロント右 | 急速:フロント左 普通:フロント右 | 急速:フロント左 普通:フロント右 |
| 急速充電 最大受入電力 | 150kW | 150kW | 150kW |
| 普通充電 最大受入電力 | 6kW | 6kW | 6kW |
| 対応充電規格 | CHAdeMO J1772 | CHAdeMO J1772 | CHAdeMO J1772 |
| 【給電機能】 | |||
| V2H | ◯ | ◯ | ◯ |
| V2L | ◯ | ◯ | ◯ |
| AC100Vコンセント | ◯ | ◯ | ◯ |
※本記事のスペック・装備情報は、公式発表内容および販売店へのヒアリングに基づいて記載しています。
公式ウェブサイト
LEXUS ‐ RZ











