[EV充電導入事例]株式会社サンデー(青森県)
-
社名
株式会社サンデー
-
施設名
「サンデー」「ズーモア」24店舗
-
業種
小売業
-
都道府県
青森県

株式会社サンデーは、青森県八戸市に本社を構え、東北を主要基盤に生活必需品全般を扱うホームセンターを中心に各種事業を展開しています。お客さまとコミュニケーションを取りながら東北ならではの季節の特性や生活、産業の形態に合わせた商品提案を進め、「あなたの街のサンデー」として地域密着型の事業を生み出しています。
今回は、店舗開発部 店舗開発グループ 主任 熊谷 拓昇さまと、経営企画部 秘書・広報グループ 山口 栞さまに、EV充電エネチェンジを導入いただいた詳しい経緯や今後の展望についてお話を伺いました。
今回導入いただいた施設

・サンデー青森店(青森県青森市、2口)
・サンデー弘前石渡店(青森県弘前市、2口)
・サンデー八戸新井田店(青森県八戸市、2口)
・サンデー八戸沼館店(青森県八戸市、2口)
・サンデー八戸根城店(青森県八戸市、2口)
・ズーモア八戸店(青森県八戸市、2口)
・サンデーむつ苫生店(青森県むつ市、2口)
・サンデー十和田店(青森県十和田市、2口)
・サンデー秋田御野場店(秋田県秋田市、2口)
・サンデー秋田八橋店(秋田県秋田市、2口)
・サンデー盛岡みたけ店(岩手県盛岡市、2口)
・サンデー盛岡前潟店(岩手県盛岡市、2口)
・サンデー盛岡本宮店(岩手県盛岡市、2口)
・サンデー水沢佐倉河店(岩手県奥州市、2口)
・サンデー水沢日高店(岩手県奥州市、2口)
・サンデー矢巾店(岩手県矢巾町、2口)
・サンデー紫波店(岩手県紫波町、2口)
・サンデー北上里分店(岩手県北上市、2口)
・サンデー久慈長内店(岩手県久慈市、2口)
・サンデー釜石店(岩手県釜石市、2口)
・サンデー大和吉岡店(宮城県黒川郡大和町、2口)
・ズーモア名取店(宮城県名取市、2口)
・サンデー須賀川店(福島県須賀川市、2口)
・サンデー河北谷地店(山形県西村山郡河北町、2口)
忠恕(ちゅうじょ)の精神とともに東北で展開
熊谷さま
株式会社サンデーは、1975年5月に大工用品の販売を目的とした株式会社サンダイヤーズマートとして設立されたあと、商号をサンデーに変更し、ホームセンターチェーンとして事業を展開しており、DIY用品を中心に、住まい、暮らし、余暇関連の生活用品の販売と各種サービスを提供しています。
サンデーは、創業者の吉田昌平氏がかかげた「忠恕(ちゅうじょ)」の精神を大切にしています。忠恕の忠は内なる真心に背かないこと、恕は真心による他人への思いやりである、という意味の言葉です。「お客さまの不安な気持ちを解消したい」「困っているお客さまを助けたい」「仲間の力になりたい」という優しい心を大切にすることで、信頼と安心感を生み出したいと考えています。
店舗は東北地方をメインに、青森、岩手、秋田、宮城、福島、山形に展開しています。

店舗開発部 店舗開発グループ 主任 熊谷 拓昇さま(左)、経営企画部 秘書・広報グループ 山口 栞さま(右)
EV充電器導入の検討のきっかけは?
熊谷さま
2016年から2021年まで、他社のEV充電器を設置していました。しかし、一部の充電カードにしか対応しておらず、お客さまにご不便をおかけした経緯があり、課題を感じていました。「充電設備がある」と確認して現地にお越しいただいた際、どなたでもスムーズに充電できることが、お客さまにとって、もっとも望ましいと考えています。
今回のEV充電器導入には、店舗照明のLED化や太陽光パネル設置といった、環境に配慮した店づくりへの取り組みが背景にあります。世の中の情勢をみても、カーボンニュートラルの実現に向けてEVやEV充電設備の拡充を進めていることや、今後ガソリン車に代わってEVが主流になっていくという予測を踏まえて、EVを利用するお客さまが安心して買い物できる環境を整備する必要があると考えました。
充電器導入における懸念は費用面でした。ミライズエネチェンジから補助金を使うプランの提案があり、設置費用が0円というのは非常に魅力的に感じました。工事、補助金申請などをトータルでサポートしていただいた点も、導入担当者の負担を減らすうえで重要でした。
支払い方法の柔軟性もミライズエネチェンジのEV充電器を選ぶ理由になりました。特に、eMP(e-Mobility Power)と提携していることは非常にアドバンテージがあります。以前の充電器で感じていた課題解消につながるのではという期待もありました。
山口さま
導入後、お客さまからは「便利になった」、利用していないお客さまからも「EV充電器をいれたんだね」とお声をいただきました。EVユーザーでないお客さまにも認知していただけた点は非常に大きな価値だと感じています。社内でも良い取り組みだと評価されています。お客さまからのポジティブな反応は、今後の導入拡大を検討するうえでの後押しになると感じています。
買い物の時間を活用した効率の良い充電環境の提供を通して「サンデーなら充電できる」と思っていただくことが大切です。今後はこうした満足度が来店動機の1つになることを期待しています。
熊谷さま
ミライズエネチェンジの担当者とは、二人三脚で苦労を乗り越え、もうチームのような気持ちですね。サンデー各店の店長に対して、直接コミュニケーションを取っていただいたのが非常にありがたく、設置工事も、多くの関係者がかかわる中で粘り強くやっていただきました。設置が完了したときはお互いに、「やりましたね!」と讃えあうような達成感がありました。
本当に必要なものを提案できるサービスを
山口さま
サンデーのサービスの中で特徴的なものとして、「SUN急便」があります。昔でいう「御用聞き」のようなサービスで、店舗で購入した商品や電話で注文した商品を自宅まで届けるだけでなく、お客さまからの要望に応じて担当者がドアノブの交換や調整、蛇口の水漏れなど、お客さまの困りごと解決のご提案をします。基本的にエリアの担当は固定されていますので、顔馴染みのような関係性を築くことができます。お客さまに寄り添い、細やかなニーズに応えたい、特に高齢の方や、外出しにくい子育て世代などのお役に立てるサービスだと考えています。お客さまが欲しいものを届けるだけではなく、お話を伺い、その方にとって必要なものを提案できるのがSUN急便の強みです。
また、新しい事業形態としてペット専門店の「Zoomore(ズーモア)」を展開し、専門的な品揃えでペットライフをサポートしています。
地域との連携を重視しており、弘前市の津軽塗とコラボしたペット用の食器や、青森県や三陸沖などで獲れる新鮮な魚、青森県産のリンゴやブルーベリーをふんだんに使った無添加ペットフードも販売しています。Zoomoreは、ホームセンター事業との相乗効果も期待している事業です。

画像提供:株式会社サンデー
地方だからこそのface-to-faceの関係性
熊谷さま
これからも当社は、地域の皆さまに寄り添う存在であり続けたいと考えています。ホームセンター事業を核としながらも、SUN急便のようなサービスやZoomoreのような専門業態を通じて、多様なニーズに応えていきたいですね。地域にお住まいのお客さまとのface-to-faceの関係性を大切にできることは、地方ならではの強みだと感じています。ミライズエネチェンジとの協力関係を通じて、「EV充電エネチェンジがあるサンデー」「サンデーにあるEV充電エネチェンジ」という形になるのがこれからの理想です。
商品やサービスだけでなく困ったときに真っ先に「サンデーに相談してみよう」と思い浮かべていただけるような、頼りにされる存在を目指していきます。「何かあったら、声をかけてくださいね」という気持ちで、単にモノを提供するだけでなく、お客さまにとって必要なものを提案し、より豊かで幸せな暮らしを実現するためのお手伝いを続けてまいります。