[EV充電導入事例]株式会社オータニ(栃木県)
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社名
株式会社オータニ
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施設名
フードマーケットオータニ、フードオアシスオータニ
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業種
商業施設
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都道府県
栃木県

画像提供:株式会社オータニ
栃木県を中心に31店舗を展開する食品スーパー「オータニ」。1946年に駄菓子屋として創業し、地域に愛されるスーパーマーケットへと発展を遂げました。今回は、株式会社オータニ 執行役員 総務部 GM 古澤浩さまに、EV充電エネチェンジを導入いただいた経緯や他店との違い、今後の展望についてお話を伺いました。
今回導入いただいた施設

・フードマーケットオータニ宝井店(栃木県宇都宮市、4口)
・フードマーケットオータニ野沢店(栃木県宇都宮市、4口)
・フードマーケットオータニ上三川店(栃木県河内郡、4口)
・フードマーケットオータニ西方店(栃木県栃木市、4口)
・フードマーケットオータニ江曽島店(栃木県宇都宮市、4口)
・フードオアシスオータニ岡本店(栃木県宇都宮市、4口)
・フードオアシスオータニ幸手店(埼玉県幸手市、4口)
・フードオアシスオータニ宇都宮駅東店(栃木県宇都宮市、4口)
・フードオアシスオータニ五代店(栃木県宇都宮市、4口)
「やっぱりオータニさんがいいね」
古澤さま
オータニは1946年に駄菓子屋として創業いたしました。近所の子どもたちを中心に「オータニ屋さん」と呼ばれ、愛されていたと聞いています。その後まだスーパーが珍しかった1970年にスーパーオータニの1号店をオープン。現在は、栃木県に30店舗、埼玉県に1店舗、計31店舗を展開しています。
先日は「下野農園の人参ラペ」と「オリジナルコロッケ」を、北関東ローカルスーパー特集としてテレビ番組に取り上げていただきました。

画像提供:株式会社オータニ
古澤さま
地元の農家さんの農作物も積極的に仕入れ「地産地消」に取り組んでおります。とちぎ地域農産物として「猫入かぼちゃ」というハート型のかぼちゃはぜひ食べていただきたいですね。皮が薄く、甘さが上品でほくほくとした食感が人気です。
地元への貢献は、オータニの存在理由そのものでもあると思っております。食材の鮮度、品質と価格にこだわり、「やっぱりオータニさん」と言われるような、地域の皆さまに愛されるお店を目指しています。
EV充電器導入は「遠くない未来」のために
古澤さま
2022年3月、栃木県は「とちぎ2050年カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ(行程表)」を策定しました。その中で、EV・PHEVの普及促進を図るために、2030年度までに急速充電器を161基から500基に拡大、普通充電器を323基から2000基に拡大するという整備目標を掲げています。オータニもそれをきっかけに、今後のEV社会を見据え、EVをご利用のお客さまが安心してお買い物を楽しんでいただける環境整備を検討しはじめました。
栃木県はサステナビリティの推進に力を入れています。多くのEVが普通に街を走る時代。それは遠い未来ではなくて、近い未来の話です。そうなると、「充電量を気にしながら移動する」という状態ではなく、「充電は当たり前にできる」インフラが必要になると考えました。
栃木県は自動車メーカーの工場も多く城下町的な地域でもあります。自動車の一世帯あたりの普及台数は全国5位の1.550台。一家に2台、3台あることも珍しくありません。そうなると「2台目、3台目をEVにしてみようか」と検討するお客さまも多くいらっしゃるはずです。
充電器導入に際しては、費用面の懸念があり、いろいろ調べていたときにミライズエネチェンジの担当者から「補助金を使って負担ゼロで導入できますよ」というお話をいただいたことで、設置が現実的になりました。
オータニのお客さまは周辺地域にお住まいの方が多いので、6kWの充電器はご自宅まで安心して帰っていただけるのにちょうど良いなと感じました。車種にもよりますが、倍速の6kWなら30分〜40分充電していただければ、10km〜15kmは走行可能です。
検討段階では、お客さまがどの充電アプリを使っているのか想定しにくかったのですが、EV充電エネチェンジであれば、柔軟に支払方法に対応できることは強みでした。他社では、自社アプリでのみ支払可能なケースも多かったのですが、エネチェンジはe-Mobility Powerや自動車メーカー各社の充電カードも利用ができます。契約数も多く、安心感があったこともエネチェンジに決めた理由の1つです。
地域への貢献「クーリングシェルター」
古澤さま
気候変動への適応を推進することを目的として気候変動適応法という法律が施行されました。それにともない、熱中症に対しての特別警戒アラートが発令された場合、「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」として、公共施設や自治体と協定を結んだ民間施設では、地域の皆さまに施設を開放して涼んでいただくという取り組みがはじまりました。オータニでも、6つの自治体と協定を結び、イートインコーナーなどを解放しております。
栃木県の皆さまに貢献できる活動の1つと捉えております。

画像引用:株式会社オータニ
次の時代も、オータニのある街が豊かで幸せであるように
古澤さま
駄菓子屋として創業しましたが、現在では「オータニのある街が豊かで幸せであるように」というフィロソフィーを第一に栃木県を中心に経営を続けています。
「オータニにEV充電器がある」と知っていただき、お客さま一人一人の毎日に、お買い物以外の面でも貢献できればと考えています。お近くにいらした際はぜひ自慢のお惣菜や地元ならではの新鮮な食材を楽しんでいただきたいです。