[EV充電導入事例]株式会社松井物産(京都府)
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社名
株式会社松井物産
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施設名
松井物産
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業種
商業施設
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都道府県
京都府
松井物産は、日本三景のひとつである天橋立に位置し、観光客の集合場所や休憩場所として利用されています。観光案内や丹後地方のお土産物、日本海の海の幸満載の昼食などを求めて、多くの方が立ち寄ります。
この度、松井物産が管理運営する駐車場に、EV充電エネチェンジのEV充電器をご導入いただきました。この記事では、同社 代表取締役の松井さまに、導入の経緯やこれからの展望について詳しくお話をうかがいます。
今回導入いただいた施設
・松井物産駐車場(京都府宮津市、2口)
近畿以外からも観光客が訪れる人気のエリア
松井さま
日帰りの観光であれば、近隣の大阪や兵庫、それから石川や福井、米原からのお客さまが多いです。近畿では和歌山からもいらっしゃいますし、広島・岡山などの中国地方や四国からクルマで来訪される方も少なくありません。また、旅行会社経由で、関東圏をはじめ、全国の方々がお見えになります。
松井さま
すでに10年ほど前に、国の補助金を利用してEV充電器を設置していました。機器が老朽化してきたため、「どうしようか」と迷っていましたが、撤去ではなく継続してEV充電器を設置することに決めました。
実際に新しい充電器を検討する上で、エネチェンジを知り、今回の設置に至りました。以前よりも目立つ場所に設置しています。
EV普及に不安もあるが、将来を見据えて
松井さま
ひとつは、10年もの間設置を続けてきたので、もう少し試してみようと思ったからです。さらに、長い目で見れば必ずEVが普及する世の中が到来すると期待しているからです。
正直なところを申し上げますと、「10年前から設置しているのに、全くEVが普及していない」という気持ちもありますが、それでもカーボンニュートラルを目指す世界の流れが、止まってしまったわけではないと思っています。
松井さま
私は10年前からEV充電器を設置し、EV普及に期待を寄せていたので、国に対しては「もう少し良い方法や戦略があったのではないか」と考えています。
「5年後10年後はまだ普及途上なのでは?」と個人的には少し不安に思っています。それでも「30年後なら今よりも格段にEV普及率は高まっているだろう」というのが私の考えです。
こうした背景もあって、現段階では補助金を活用した0円での設置をお願いしました。メンテナンス・運営の手間がない仕組みは大変魅力的ですので、需要が増えてくるようであれば、将来的には充電収益の還元がある有料プランへ切り替えることも検討しています。
EVユーザー以外にもアピールになる
松井さま
現状は「EV充電器があるから」という理由でお越しいただけるケースは少ないでしょうが、もしEVユーザーの方が立ち寄られる場合には、便利に使っていただけると思います。
そして一番の狙いは「このような田舎にも先進的な設備が完備されている」と感じていただくことです。EV充電器を設置していることでEVユーザーではない方に対しても、私どもが環境に配慮していることをご理解いただける良い機会になります。丹後半島周辺は自然の宝庫です。素晴らしい景色を楽しんだり、豊かな観光の時間を過ごしてもらうことが私どもの使命ですので、どのような方にも訪れやすく快適な観光拠点にしたいと願っています。