[EV充電導入事例]ホテル三日月(千葉県)
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社名
株式会社ホテル三日月
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施設名
龍宮城スパホテル三日月
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業種
宿泊業
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都道府県
千葉県
龍宮城スパホテル三日月は千葉県の木更津市にあるホテル三日月グループの中核リゾートホテルです。親子3世代、家族みんながくつろいで楽しめる施設となっています。2つのホテル棟、約480の客室を備えており、多くの方々が訪れるホテルです。
今回は株式会社ホテル三日月の施設管理部兼事業開発本部の幾川さまにお話を伺いました。
EV充電器を導入した経緯や、エネチェンジを選んだ理由について教えていただきます。
今回導入いただいた施設
- 龍宮城スパホテル三日月(千葉県木更津市、11基)
EVはホテルも無視できないトレンド
幾川さま
今後のことを考えて、新しい時代に対応した設備の導入をと思っていたことが1点です。
特に欧米や中国でのEVの普及スピードを見ていると、日本でも普及する未来は十分にあります。テスラの売上台数や株価の上がり具合なども目覚ましいなと感じています。東京でも2021年11月から有明ガーデンに数少ないテスラの納車拠点がオープンしていますし、テスラの存在感は大きいと感じています。
日本はまだ過渡期で完全には浸透していませんが、それでも無視できないトレンドです。
そうなったとき、EV充電器がないことを理由に我々のホテルを選ばないお客様が出てくるのではと感じました。逆に言えば、EV充電器を設置させて頂けば、EV所有のお客様が利用しやすくなるのではないかと思いました。
2点目は、SDGsや地域貢献です。地域の皆さんにも気軽にEV充電器を利用していただきたいです。
幾川さま
いえ、それが実はまだガソリン車なんですよね。使用環境を総合的に見ると私の場合はまだEVを選べないのが現状です。
私は特殊なケースですが、客観的に見ればこれから多くの人がEVに乗り換えることになると思います。 当社の社員でも “EV好き” は多いですよ。日本のホテルでEV充電器を設置する重要性は非常に高いと感じています。
幾川さま
EV充電器を設置したので、特にEVを意識するようになったからかもしれませんが、クルマ全体の割合からするとまだ僅かですが、確実にEVの数は増えてきていると思います。デザインが目立つのでどうしても外車のEVに気づく頻度が多いですが、探してみると国産EVが停まっていることもよくあります。
他施設ですと近隣のアウトレットモールにもEV充電器が設置されたので、このあたりでEVを見る機会は増えたなと感じています。
「ユーザーの面倒を解消したい」なら導入台数No.1 のサービスを
幾川さま
たしかにテスラやアウディのような海外自動車メーカー製の充電器を設置するという選択肢もありましたが、日本で導入台数No.1 *という実績のあるエネチェンジが一番安心かなと思いました。
※認証アプリ提供サービスでの、EV充電器(6kW)の設置台数(2023年5月時点、GoGoEV調べ)
幾川さま
もちろん初期投資にかかる費用が低いのも魅力でした。0円というのも選んだ要因の1つですね。大きなコストがかかるとなると、実際のEVの普及率や、どの程度のEVの往来があるのかなど正確な調査も必要です。0円であれば「まずは設置してみて後から判断」というやり方もできます。
費用の低さと、導入実績のふたつが大きな後押しになりました。
業種に限らず、こういうサービスは便利ですがアプリを入れたり会員登録をしたりという「最初のひと手間」が面倒じゃないですか。だからこそ、すでに多くの場所に設置されていて、ユーザー数も多いサービスでないといけないと思ってエネチェンジを選びました。
社用車をEVにして実感した「快適な充電」の大切さ
幾川さま
難しい操作はありませんでした。直感的に使うことができると思います。ホテルに先行して本社社屋でも同じエネチェンジのEV充電器を導入して、社用車としてテスラを導入しました。性能も利便性も良いと評判になっています。「これは便利だ!」ということで当ホテルにも10台という少なくない台数の導入を決定しました。
幾川さま
最近のエネチェンジは「充電カード」のICチップを充電器にかざすだけで充電が始められるようになったのも嬉しいです。こうした拡張性があるのもエネチェンジならではだと思います。
あとはデザインも気に入っています。当ホテルの周辺には他にもEV充電器がありますが、どれも一昔前のデザインという印象です。スタイリッシュで背が高く、「ここにEV充電器がある!」というアピールにもなるのはさすがだなと思いました。
設置台数と性能、どちらも妥協せず
幾川さま
正直に申し上げますと、スーパーチャージャーに慣れているテスラのオーナーから「6kWでは心許ない」というようなお声もあがってきましたが、当施設は滞在時間の長いスパホテルですので、6kWの普通充電器でも日帰りや宿泊のお客様にも、有効活用していただけると嬉しいです。
実際に設置するとなると電気設備の容量上限もありますので、急速充電器をいくつも設置するのは現実的ではありません。
「6kWの普通充電器を10台」という設定は、設置台数とユーザーの使い勝手の両方を妥協することない環境になっています。この性能でこれだけの台数があればEVのお客様も困りませんし、施設として新たな電気工事の必要もなく導入ができます。
幾川さま
私たちはこれからのEVシフトに大きく期待していますから、もし想像通りEVが広く普及すれば、充電器1台では足りないはずです。1台だけでは順番待ちや取り合いになってしまいますから、十分な数が必要だと考えました。各館からアクセスしやすい所に設置する予定で進めています。
実際に普段から電気自動車に乗っている弊社従業員のEVユーザーの意見も踏まえて、「どうせ工事をするならば」ということで今の台数に決まりました。
幾川さま
1番はEV充電器があることで当施設を選んでいただけるという集客効果です。「EVで行って泊まりたいけれど、充電器がない……」という機会損失を防ぎたいです。実際にEVで来られた際には、しっかりと充電して快適に宿泊していただければと思います。