[EV充電導入事例]民芸モダンの宿 雲仙福田屋(長崎県)
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社名
有限会社 雲仙福田屋
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施設名
民芸モダンの宿 雲仙福田屋
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業種
宿泊施設
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都道府県
長崎県
雲仙福田屋は、日本で最初の国立公園として、古くから外国人が保養のために訪れていた雲仙温泉で1968年に創業した老舗旅館です。利用者の9割は自動車で来訪し、東京など遠方からの来訪もレンタカーを利用する場合がほとんどだそうです。
この度、雲仙福田屋にEV充電エネチェンジのEV充電器をご導入いただきました。代表取締役の福田さまに詳しくお話をうかがいます。
今回導入いただいた施設
・民芸モダンの宿 雲仙福田屋(長崎県雲仙市、1口)
JTB商事からの紹介で安心して導入できた
福田さま
きっかけはJTB商事からの紹介です。知人が経営するホテルでもJTB商事の紹介でエネチェンジの充電器を導入したと聞いていましたので、安心して抵抗なく導入を決めました。
※株式会社JTB商事とENECHANGE株式会社は2022年に販売パートナー契約を締結しています。
福田さま
雲仙は自然豊かな地域ですので、未来のための環境保全には興味がありました。当ホテルは2022年10月に、「長崎県SDGs登録制度」に登録しています。EV充電器を設置することで、率先してカーボンニュートラルに貢献する姿勢を皆さまに示せるのではないかと考えました。
福田さま
EVでお越しのお客さまも増えていますので、便利に使っていただけるのではと期待しています。これまで雲仙は団体旅行が多い温泉地でしたが、近年では旅行の個人化が進み、マイカーでのご家族の利用が増えてきました。EVユーザーが増えれば、おのずとEV充電器が必要になってくると思います。
また、観光庁による地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業の協力も受けながら、宿泊客の単価アップを心がけておりましたが、富裕層の方はEVを選ぶ傾向が高いことに気付きました。価格帯もそうですが、環境に対して敏感な方が多いのかもしれません。
福田さま
はい。お客さまにとってEV充電器が必要なものであれば、ぜひ設置したいと思いました。
また、この雲仙という場所は自然豊かで美しい場所ですが、一方で電車の駅は非常に遠く、マイカーかレンタカーでお越しの方がほとんどです。これからのEV普及を見越し、今後需要が伸びる設備としてEV充電器を導入することにしました。
初期費用0円で環境色にも対応
福田さま
初期費用がかからないという点が一番の魅力でした。 また、環境色対応で設置いただけたことも大きいです。雲仙は景観保護が非常に厳しく、電光掲示板であっても設置するのは難しいのです。黒を基調としたデザインで、ホテルのみならず雲仙の地域全体にうまく溶け込んでいると思います。
2023年、ホテルを大幅リニューアルした際に、外壁工事と一緒に取り付けを行ったのですが、ホテルの世界観も損ねませんし、設置して良かったと感じています。
福田さま
充電実績は現状ですと月に2~3回程度ですが、今のEVの普及状況を考えると妥当という判断です。これからEVの普及に伴って、利用回数も増えてくるだろうと予想しています。お客さまから電話で「EV充電器は使えますか?」というお問い合わせを受けることがあります。すでにニーズがあることを肌で実感しています。
これからはレンタカーでもEVが増えてくると聞いています。海外ではすでにEVレンタカー事業の事例もあり、ガソリンの補充が要らないので便利なのだそうです。こうしたサービスが日本でも展開されるようになり、EV充電器の利用がさらに伸びることを期待しています。
「私たちにもできる、地球への配慮を」
福田さま
地域の観光のことを考えると、雲仙全体がEVユーザーに支持されるエリアになる必要があります。具体的に一番困るのが「EV充電器がないからこの宿には泊まれない」「EV充電器が少ないから雲仙に行くのはやめておこう」などのような機会損失です。これを防ぐために、選択肢から外されないための役割を果たして欲しいと思っています。
また、環境問題の中でも、たとえば気候変動などは特に意識せずとも、多くの人が「最近何か様子がおかしい」という違和感を持つようになっています。早急になんらかの対策を打たねばいけません。こうした状況において、私たちにもできる取り組みのひとつとしてEV充電器の設置が挙げられると考えます。
エネチェンジは広報やメディア露出も積極的ですので、今後さらにPRを重ねていただけると思います。EVユーザーやこれからEVへ乗り換えを検討している方に「旅行のときもバッテリーの心配はない」と安心していただきたいと思っています。