［EV充電導入事例］上野原カントリークラブ（山梨県）

小沢さま

時代の流れと共に、EVを利用するお客様が少しずつですが増えてきています。また、ゴルフ場業界でもEV充電器を設置するという動きが広がってきていることに気付きました。

トレンドを逃さず、競争に負けないためにも当ゴルフ場もEV充電器の導入を決めました。

小沢さま

近隣でEV充電器を導入している施設はまだ多くないですが、日常生活の中でEVを見かける機会は増えてきました。こうした実感から、今後EV充電のサービスが重要になってくるのではないかと思いました。

補助金が利用できて低コストで設置できると聞きましたので、今が最適なタイミングだと考えました。

小沢さま

お客様全体の中ではまだEVやPHEVは少数派です。

しかし、当施設のEV充電器を利用してくださるお客様の大半は “リピーター” なんですよ。
つまり上野原カントリークラブにEV充電器があることを一度認識していただいたうえで、「あそこに行けば充電できる」と思って何度もお越しいただいているようです。こうして地道に利用者数が増えてくれば良いなと期待しています。

普段はガソリン車でお越しになるお客様でも、「EV充電器が付いたから今日はEVで来た」という方もいらっしゃいました。クルマを複数台持っているお客様もいらっしゃるので、想定よりもEV充電器の需要はあったのだなと驚きました。

小沢さま

ゴルフ場の滞在時間は6時間程度です。EVの充電が終わったからと言って、プレー中に一般の駐車スペースへ車を移動するために戻ってくることは難しいんです。急速充電器だと30分から1時間程度で充電が終わるのは一見すると便利ですが、充電完了後には次の人のためにクルマに戻って移動させないと行けませんので。

そのため、1人のお客様が1台の駐車スペースを使うことになるので、今のところ急速充電器は当施設には必要ないという判断です。実際、お客様から「普通充電器であれば、来た時に充電を開始して、帰るまでプラグを挿しっぱなしで大丈夫なので楽だね」というお声も頂戴しています。充電利用しながらコースに出るお客様も徐々に増えてきています。

今回導入したEV充電器は2基のため、今後使用頻度が増えたら増設も考えています。現在は1週間に2回程度は使用されているので、将来的には5基まで増設して料金設定を変更することも考えていますが、現段階では使用率などに注目しています。

エネチェンジであれば導入支援金の利用により0円で導入でき、3年〜5年後にEV普及率も上がるだろうと予想しています。

小沢さま

広告効果には、ゴルフ場のイメージアップと認知度アップの2点があります。

1つ目のイメージアップについてですが、「新しいことに挑戦する」「時代の流れを先取する」というイメージのあるゴルフ場であり続けることでお客様に付加価値を提供できるのではないかと考えました。当施設はメンバーシップの会員様が多いので、先進的なゴルフ場であることも重要です。また、都心から近いとはいえ当ゴルフ場は山間部にあるので、地域柄EV充電器があった方が良いのではないかと。

2つ目の認知度アップについてですが、EV充電器を通してお客様との接点が増えることに期待しています。たとえば充電スポット情報サイトやカーナビなどのマップに掲載されることで、ゴルフ場の利用者以外の方にも当施設を認知してもらえる機会が生まれるはずです。

小沢さま

当施設は、会員制のゴルフ場のため、メンバーの方は平日や土日を問わず定期的に来てくださいます。そうしたお客様の利便性が高まればと思います。充電売上で利益を出そうというよりかは、お客様の満足度の向上に大きく期待していますね。

例えば、「上野原カントリークラブに行ったら充電できる」「ゴルフをしながら充電できる」と生活スタイルに組み込んでいただけたらなと思います。

平日に減ったバッテリーを、休日に当施設でゴルフをしながら満タンにする、というような利用が定着すれば嬉しいです。

上野原市の地域貢献にもなればと考えています。当施設を利用する方以外にもEV充電器を利用いただき安心してこの地域に訪れていただけたら嬉しいです。