[EV充電導入事例]常盤荘(宮崎県)
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社名
有限会社ときわ荘
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施設名
常盤荘
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業種
宿泊施設
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都道府県
宮崎県
常盤荘は宮崎県都城市にある、和のテイストあふれるお部屋と落ち着いた雰囲気の温泉旅館です。九州を中心に、関東・関西などの都市部やアジア圏からも観光客が訪れます。自家農園で育てた旬の素材や宮崎牛をはじめ魅力的なブランド肉をつかった料理の味も好評です。
この度、常盤荘にEV充電エネチェンジの充電器をご導入いただきました。
この記事では同旅館の専務 常盤さまに、導入の経緯や設置後の展望について詳しくうかがいます。
今回導入いただいた施設
・常盤荘(宮崎県都城市、2口)
過渡期だからこそ導入して差別化
常盤さま
お客さまに当館にお泊まりいただく選択肢の1つとして、EV充電器を設置しようと思いました。将来、日本でもEVが一般的な乗り物として普及すると私たちは考えています。EVの普及に伴ってEV充電器の必要性も高まってくるでしょう。
しかし、現在まだEV充電器はそれほど普及していません。そこに着目し、いち早くEV充電器を導入することで、EVユーザーのお客さまにも当館を注目していただけるのではないかと考えました。
常盤さま
EVに乗って2〜3日かけてじっくり南九州を観光するケースを想定すると、やはり充電は必要だと思います。おっしゃるとおり山あいの地域なので、上り坂による電力消費も気になります。旅の中で少なくとも一度は充電しないと不安を抱えながらのドライブになると思います。
EVはガソリン補給と違って充電に時間がかかりますので、時間を無駄にせず観光地を巡るためにもっとも必要なのは、宿泊施設のEV充電器だと認識しています。宿でくつろいでいる間にEV充電しておくのが、もっとも効率的な方法だと思います。
こうした背景から、EVユーザーのお客さまにも喜んでもらえるよう、EV充電器を設置しました。
低コストとプランの柔軟さが決め手
常盤さま
たしかに、利用されるかどうかわからない設備投資は慎重に判断しなければいけません。特にEV充電器は大掛かりな設備なので、コストをいかに抑えられるかに焦点を絞って検討しました。
エネチェンジは他社と比べて初期費用が小さいので、コスト面での不安はなかったです。
常盤さま
状況に合わせてプランを柔軟に変更できる点も、決め手になりました。
EV充電器は運用スパンが長くなります。今後EV普及が拡大し、EV充電器の利用が安定して見込めると判断したタイミングで、充電売上が還元される月額有料プランに変更できることは魅力でした。
「集客ツール」としての機能を実感
常盤さま
すでに多くのお客さまにご利用いただいており、ニーズを実感しております。
意外なことに、近隣の宿泊施設にお泊まりのお客さまもEV充電のために来訪されていました。「宿泊中にEVを充電したい」という需要をあらためて実感しました。
今後は充電中のお客さまが快適に過ごせるような新しいサービスの提供を検討しています。
常盤さま
まずは集客効果です。EV充電器設置が当館を訪れていただく理由の1つになればと願っています。
また、EV充電器の利用により、お客さまがより長い時間を当館で過ごしてくださることにも期待しています。滞在時間が増えれば、経済的な効果も期待できるからです。
さらに、経費削減と従業員のES向上にも可能性を感じています。自社にEV充電器があれば、将来的に社用車をEV充電器に切り替えるハードルも下がりますし、そうなれば燃料維持費は各段に下がるはずです。従業員がEVに乗り換えた際にも、職場でEV充電できる環境を提供できますので、快適な労働環境提供の一助になると考えています。