[EV充電導入事例]五月女総合プロダクト株式会社(埼玉県・栃木県)
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社名
五月女総合プロダクト株式会社
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施設名
ライブガーデン
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業種
遊技業
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都道府県
埼玉県
五月女総合プロダクト株式会社は遊技場であるパチンコ店を15店舗、ほかにも認可施設を含む8つの保育園やインドアゴルフ場などを運営しています。
今回は、パチンコ店4店舗へそれぞれ3基ずつ、計12基のEV充電器を設置いただきました。「EV充電エネチェンジ」を導入いただくことになった背景について、営業推進部部長の北原さまにお話をうかがいました。
今回導入いただいた施設
- ライブガーデン幸手権現堂店(埼玉県幸手市、3基)
- スーパーライブガーデン行田店(埼玉県行田市、3基)
- ライブガーデン栃木本店(栃木県栃木市、3基)
- スーパーライブガーデン小山喜沢店(栃木県小山市、3基)
11年前のEV充電器の故障で買い替えを考えていたことがきっかけで
北原さま
11年前からEV充電器を設置していたのですが、これは当時の経済産業省の補助金を活用して設置したものです。充電の出力が3kWなので、昨今のEV充電インフラとしては力不足の状態でした。
10年前の古い機器ですので、経年劣化による不具合が発生していました。しかし、製造元からの十分な対応をいただけず、苦労していました。改善のためにEV充電器の買い替えを考え始めたのがきっかけです。
北原さま
エネチェンジを導入する以前は、当施設の用意した会員カードを持っている方に限定してEV充電をサービスとして提供をしていました。延べ50名〜60名の方には使われていたと思います。
しかし、サービス提供の運用方法に課題がありました。
「充電したい」というお声を受けてその都度弊社のスタッフが対応しなければならなかったので、現場スタッフの仕事満足度を下げる結果にも繋がっていました。
コストをかけずにEV充電器の設置や利用頻度の確認が可能なことに魅力を感じて
北原さま
10年前に初めてEV充電器を導入する際に、補助金をいただきイニシャルコストをかけずに充電インフラを整えました。
昨今、不安定な社会情勢の中で私どもの遊技業界も先行きが見通しづらい業種のひとつです。ランニングコストのリスクをいかに下げられるかも重要になってきます。
今回EV充電エネチェンジであれば、イニシャルコストやランニングコストが0円で導入できるのは魅力的でした。
また今後、EVが普及しスタンダードになった場合、EV充電器が我々の新しい事業として確立していくことができるかのデータを集めることにもコストがかからないというのは大きなメリットに感じました。
お客様のEV充電器に対するニーズが明確になれば、プラン変更も考えています。弊社が所有する遊休不動産を太陽光発電と合わせて活用する絶好のビジネスになっていくのではないかと思っています。
災害時にはEV充電器を地元の方へ無償提供
北原さま
まず、太陽光発電機を設置している店舗もしくは設置予定の店舗だったため、4店舗に絞りました。
パチンコ店1店舗の遊技機台数などから逆算したり、エネチェンジの担当営業の方の意見を取り入れたりして、最終的には3基ずつとなりました。
北原さま
はい、有事の際にも活用できる備えをと考えております。パチンコ店は電力消費の多い施設ですから、震災などの災害時には不要な娯楽だと批判されることもありました。ならば反対に、市民のみなさまへ電力を供給するという形なら社会貢献につながるのではと考えました。
2022年から弊社と自治体で協定締結をし、災害時にはお客様に限らず、すべての方に避難所としてのスペースや食料品などの提供、スマホの充電やEV充電などの提供を行うことになりました。弊社のパチンコ店2店舗に導入した太陽光発電機が、災害時にも使用できる電気になります。現在は3店舗目も準備中です。
北原さま
太陽光発電機と比べると、EV充電器のほうが圧倒的に導入しやすかったです。太陽光発電は所定の面積が必要な上に、パワーコンダクターなどの付属の設備が面積の大小に関わらず必要になります。
太陽光発電パネルの設置には広い面積が求められますが、EV充電器であれば省スペースでよいので設置も簡単でした。
故障時のサポート内容も明確
北原さま
初期費用・月額費用が0円だったことのほかに、エネチェンジであればEV充電器の知識がなくとも、導入が非常に容易であったことです。
他社さまのEV充電器のプランも検討していたのですが、導入までのプロセスが複雑でした。EV充電器に関して専門的な知識を有していない弊社にも、導入しやすかったことが選定の基準として非常に大きかったです。
また、充電後の決済で使用するアプリの普及率が十分であることや、故障時の対応が明確に確立されていることがメリットに感じました。
以前使用していたEV充電器が故障した際に、対応に苦労したので重点的に捉えていた点でもありました。
楽しさだけでなく目に見える価値提供もしていきたい
北原さま
我々の遊技業は形のあるものを提供するわけでもない為、地元のお客様からどのようにしたら価値を認めて頂けるかが直面している業種の一つです。
遊技業であれば楽しさの価値に対してお客様は対価を支払っていますが、現在パチンコ店に対し、楽しさだけではない価値の提供が求められていると感じます。そのため、何か見える価値を提供できればと思いEV充電器を導入しました。
生活の中でお客様が弊社に対し、何か価値を見出していただけることを推進できればなと今回の取り組みで感じています。
EVユーザーやEV購入検討者からの問い合わせが増えたと感じる
北原さま
EV充電器を道路から見やすい位置に設置していることもあり、パチンコ店にお越しいただいたお客様から「あそこに設置されたのはEV充電スタンドだよね?」と嬉しいお問い合わせも発生しています。
実際にお問い合わせをいただくお客様全員がEVを所有しているわけではなく、EV充電器について聞き、EVの購買を検討している方も多い印象です。
EV購入後にどこで充電できるかや、自宅にEV充電器の設置を検討しているお客様がいると聞いています。
弊社のパチンコ店は東京都と埼玉県、栃木県に展開しています。東京都は駐車場がないため、わかりかねますが埼玉県の店舗においてはEV / PHV のお客様が増えてきたと感じます。
北原さま
そうですね。使用方法などの問い合わせは想定していましたが、EV充電器についての質問もあり、EVを持っていなくても充電器にご興味を持たれる方が多かったのには驚きました。
また、従業員からはCMなどのプロモーションで露出している「EV充電エネチェンジ」の製品を導入していて素晴らしいとの声も。エネチェンジの認知度も社内でも上がってきているため、社用車として軽自動車EVの導入も検討しています。