[ゴルフ練習場:EV充電導入事例]貴船商事株式会社(千葉県)
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社名
貴船商事株式会社
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施設名
ジャパンゴルフスクール
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業種
ゴルフ練習場運営
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都道府県
千葉県
今回弊社のEV充電器を導入いただいた「ジャパンゴルフスクール」は、千葉県千葉市にあるゴルフ練習場です。
老若男女問わず県内外のゴルフプレーヤーに利用され愛されています。また、千葉県初(現在は県内5台稼働中)の「トップトレーサー・レンジ」導入練習場であり、併設されたレストランは最近リニューアルを行い、シックでおしゃれな内装でゆっくりとくつろげる空間となっています。
今回は「EV充電エネチェンジ」を導入いただくことになった背景についてジャパンゴルフスクールの大和田さまにお話をうかがいました。
今回導入いただいた施設
- お客様用駐車場(千葉県千葉市、3口)
ゴルフ練習場のブランディング、話題性につなげたい
大和田さま
ゴルフ練習場のブランディングというのが大きな理由です。
個人的にはEVの普及率はまだ発展途上だと思っており、正直EV充電器の導入は時期尚早かなと感じましたが、逆にゴルフ練習場としての話題性につながるのではないかと思いました。
EVドライバーのお客様への利便性はもちろんですが、ゴルフ練習場は滞在時間が1時間30分以上と長いため、その時間を有効活用してもらいたいですね。
今後、導入数を増やすとすればEV充電器がずらっと並んでいる景色はSNSでも写真映えするし、広告効果もありそうですよね。
大和田さま
老若男女問わず幅広いお客さんがいらっしゃいますが、EVの利用者は徐々に増えていると思います。完全なEVはまだそこまで見ませんが、PHVに乗られている方は圧倒的に多いです。
EV充電器を導入してからは従業員と「たまにEV見るようになったよね」という会話にはなりますね。
「ゴルフ人口は若年層が徐々に増えている」
大和田さま
当施設は、2019年に起きた「令和元年房総半島台風」で甚大な被害を受け、復旧をきっかけに、ゴルフ業界の衰退を危惧し「若い人でも楽しめる場所」を目標にリニューアルしました。
ゴルフ自体、30年ほど前はプレー料金や道具が高く、ハイクラスの遊びでした。しかし現在では、ゴルフクラブの中古市場の発達や、プレー費用の値下がりで一般の方々も気軽にプレーできるようになりました。
大和田さま
実はコロナ禍を機に3密(半屋外で換気されている / 打席の幅が2.5m離れている / 練習中は会話しない)をクリアしたアクティビティとして、ゴルフ練習場を選ぶ若者が増えているんですよ。その結果、外出を控えている高齢層はゴルフ人口から大きく減りましたが、反対に若年層は徐々に増えていますね。
コロナが落ち着いても近隣の東京都からくる方もいて、今後はEVや環境問題への感度が高い若者に向けてもEV充電器導入をアピールしていきたいです。
0円でEV充電器を導入できるのが魅力
大和田さま
0円で導入できるというのがとても大きいです。あとは、エネチェンジをfacebookの広告や展示会などで見かけていたため気にはなっていたところ、早い段階でエネチェンジの方が営業にきたので、導入のタイミングが合致したのもありますね。
また利益に関しては、今のところ考えておらず、お試しとしてサービス提供しています。ですが、今後EV充電器の利用状況に合わせて、収益化ができるプランに変更もできるため、自分にあったプランに変更できるところも魅力の一つです。
大和田さま
私たちには一切負担がなかったです。補助金の手続きなどで工事までが時間かかったかなという印象ですが、実際に工事が始まってからは設置まですごく早かったですね。また、工事前にしっかりと下準備をしてくれているという印象でした。
「アンテナを張っている人は積極的に導入しようとしていますね」
大和田さま
まだ実際に見かけることはないですが、これから導入予定という話は聞きますね。
EVやEV充電器へのアンテナを張っている人は積極的に導入しようとしていますね。
「ゴルフ練習場」を“選ぶ価値”のある場所にする
大和田さま
大型スーパーなど、街中でEV充電器を見かけることがあり「あ、ここにもEV充電器あるんだ」と私の目を引いていたので、この発見する感覚をお客様にも感じてもらいたいですね。
当施設は、千葉県で初めて最新システムの「トップトレーサー・レンジ*」を導入しました。(現在は同県内で5カ所稼働中)
その際に導入コスト分の値上げを苦渋の決断でおこなったのですが、お客様は増加しました。「いいものにはお金を出す」、「新しいものを求める人が集まる」という現代社会の考え方や消費動向を学びました。
今回もEV充電器の設置が、この先お客様が、ゴルフ練習場を遊戯施設に選ぶ際の理由の一つになればいいなと思います。今後もそういった新しいものを積極的に取り入れていき「ゴルフのテーマパーク」として、「遊ぶならゴルフ練習場に行こう!」として選ぶ価値のある場所にしていきます。
設置してから1年後、大和田さまに改めてインタビューを行いました。充電器の使い勝手やお客さまからの反響、設置後の変化についておうかがいしています。
施設のアピールに役立つ
大和田さま
施設のブランディングに活かせているので、導入して良かったと思います。
お客さまから「EV充電器を入れたんだね」「新しいものを取り入れたんだね」と反応をいただきました。少しずつ反応が増えている印象です。
大和田さま
期待していたとおりの利用頻度です。設置直後の3カ月は利用頻度が低かったものの、最近では利用者が増えています。
工夫で駐車トラブルを解決
大和田さま
「EV充電専用の駐車スペースに、ガソリン車が停まっていて充電できない」との問い合わせがありました。「EV充電する方のみご利用いただきたい」旨の張り紙を掲示し、三角コーンを設置したことで解決しました。
当初はさらに、充電希望者は施設に連絡を入れるルールで運用していましたが、逆にEVユーザーから「手続きが面倒だ」とのお声をいただきました。そこで、現在は三角コーンのみ設置し、充電したい方がコーンを移動させて駐車する方法で運用しています。
現在は、特にトラブルは発生していません。
「デマンド値の急上昇」が心配
大和田さま
電気保安会社の担当者から「EV充電器を複数台同時に使用するとデマンド値*が急激に上がるため、電気代の基本料金が値上がりする可能性がある」と言われたことです。
現在は3台同時に充電するケースはありませんが、今後需要が増えると心配です。
<補足>
EV充電エネチェンジは、EV充電サービス事業者として唯一、電力切り替えサービス『エネチェンジ』を提供しています。
最適なプランへの切り替えをサポートできますので、電気料金の値上がりが懸念される場合は、お気軽にご相談ください。
参考記事:電力デマンドとは? その意味を徹底解説
今後も新たなPR手段としての活躍を期待
大和田さま
施設の新たなPR手段にしたいので、今後もEVユーザーやEVに関心のある方へのアピールにつながることを期待しています。