[EV充電導入事例]いわない高原ホテル(北海道)
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社名
株式会社いわない高原ホテル
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施設名
いわない高原ホテル
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業種
宿泊施設
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都道府県
北海道
「いわない高原ホテル」は北海道岩内郡にあり、ニセコ町から車で40分、札幌市まで車で2時間の場所にあります。
ホテルでは、日本海・積丹半島を一望する雄大なロケーションと、源泉かけ流しの天然温泉を満喫できます。またホテルから徒歩1分の「荒井記念美術館」も運営しており、美術館では、ピカソの版画の展示など鑑賞することができます。
2022年7月には、同敷地内でいわないブルワリー&ホテルをオープンさせ、ビール事業も始めました。岩内は日本で初めて野生ホップが発見された地としても有名です。
今回は「EV充電エネチェンジ」を導入いただくことになった背景や、雪国におけるEV充電器の設置や利用について「いわない高原ホテル」の若旦那の荒井さまにお話をうかがいました。
今回導入いただいた施設
- お客様用駐車場(北海道岩内郡、2基)
お客様が安心して来訪できるように
荒井さま
今後のEV普及を見越してEV充電器の設置を決めました。ここ5年くらいでEVに乗っているお客様が増えてきました。EV充電器の需要も高まるでしょうし、とくに長時間滞在する場所である宿泊施設にEV充電器があったほうが、お客様も安心して来訪できるだろうと思ったからです。
北海道は都市と都市の間隔が広く、ガソリン車でもガソリン切れなど不安になることがあるので、EVだとさらに充電が不安だと思います。
あとは会社としてSDGsへの目標達成の取り組みも行っているので、その一環でもあります。
荒井さま
当施設では、アメニティが必要なものだけ取れるようにしたり、ビール事業では原料のフードロスの考え方を取り入れたりしています。
充電器だけでなくEVもいつかは導入したいです。社用車や送迎車として実用可能な車種がEVでも出てくれたら、導入したいと思います。
「充電器だけ」の利用は遠慮してしまう
荒井さま
あります。半年に一回は「EV充電器ありますか?」と問い合わせを受けて、「街中にEV充電器が1,2基ありますよ」と案内していたのですが、スーパーマーケットに設置してあるため、充電器だけの利用はしづらいのかなと思いましたね。
ほかには、当施設から車で40分離れた場所まで行かないとEV充電器がないので、お客様としては、充電への不安はあるだろうなと感じました。
「雪でも問題なく設置、利用ができました」
荒井さま
EV充電器本体は地面に接していないため、雪に埋れて利用できなくなることはありません。工事の際には除雪車が通れる間隔を確保してEV充電器を設置しました。
弊社は除雪を業者にお願いしていますが、除雪車の車幅は大体わかるので、設置場所を決めるのに悩むこともありませんでした。
また、寒さや雪で充電器が利用できなくなることもないので、安心です。
0円でリスクがなく設置ができる
荒井さま
0円で設置ができるというのが決め手です。こちら側にはリスクがなく設置ができ、また利用者の動向もわからないため、お試しとして0円というのはとても魅力的でした。
また、書類なども分かりやすかったのでスムーズに対応できたのも良かったです。
SDGsや環境問題への意識が高くなる
荒井さま
お客様のEV充電への不安解消とSDGsの目標達成への貢献ですね。
旅行となると少なくとも50kmは移動すると思います。その目的地で充電できるという安心感はあるのかなと。もちろん道の駅に寄って観光しながら充電するのも良いですが、充電だけのために仕方なく寄るのは時間がもったいないと私は思いました。
そのため、長く滞在する目的地であるホテルにEV充電器があることでお客様の不安は取り除けるのかなと思います。
SDGsとしては、今回のEV充電器設置や、今後導入を予定しているEVを身近に感じて、実際に触れることで従業員やお客様のSDGsや環境問題などへの意識も高まって行くと同時に目標達成へ貢献できればいいですね。また、EV充電器や環境問題を通して、持続可能な”地域の”まちづくりにつながればいいな、と思っております。