日産EVラインナップ一覧|新型リーフ・アリアほか全モデル比較【価格・航続距離・特徴・公式アプリ】
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日産は2010年の初代リーフからEVの量産化に取り組んできました。現在は新型リーフ・アリア・サクラの3モデルを中心にEVラインナップを展開しています。本記事では、それぞれの特徴や航続距離、価格や公式アプリなどの基本情報を整理し、日産EVを選ぶうえで押さえておきたいポイントをまとめています。
日産EVラインナップの一覧
新型日産リーフ(3代目)
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- 航続距離は日産で最長の670~702km(WLTC)
- 価格は518万円~651万円で、CEV補助金適用後(2026/1/1~)は実質約390万円~約522万円
- クロスオーバーSUV。ハッチバックの2代目リーフから大幅に刷新された新デザイン。
- 2026年2月に廉価版が発表予定
日産アリア
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- 航続距離は460km〜640km(WLTC)
- 価格は659万円~944万円で、CEV補助金適用後は実質約530万円~約841万円
- ミドルクラスのクロスオーバーSUVで四輪駆動もあり
- プロパイロット2.0は最上位グレードで標準装備。他グレードはオプション。
日産サクラ
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- 航続距離は180km(WLTC)
- 価格は259万円~308万円で、CEV補助金適用後は実質約203万円~約251万円
- 軽EV。全高は1,655mm
- プロパイロットはオプション
日産リーフ(2代目)
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- 航続距離は281〜450km(WLTC)
- 2017~2025年に販売、現在は生産終了
- ハッチバック型
- バッテリー容量は40kWh/60kWhの2種類
日産のEVの特徴
先進運転支援技術「プロパイロット」の充実
「プロパイロット」は、高速道路で車が自動的に速度を調整し、前の車との距離を保ちながら、車線の中央を走るようにハンドル操作もアシストしてくれる運転支援機能です。
「プロパイロット(ナビリンク機能付き)」では、ナビゲーションシステムの道路情報をもとに、カーブや分岐の手前であらかじめ減速するなど、ルートに合わせた速度調整を自動で行います。急な減速が少なく、加減速の切り替えも滑らかになるため、長時間の高速走行でも負担を感じにくいのが特徴です。
上位版の「プロパイロット2.0」では、ナビのルート情報を利用しながら条件付きで手放し走行ができるほか、前方車両の速度に応じて追い越しを提案し、スイッチ操作で車線変更をアシストする機能にも対応します。車外から専用キーで車を前後に動かせるリモートパーキングも利用でき、狭い駐車場で乗り降りせずに車を移動できるなど、実用面での利便性も高い点が特徴です。
新型日産リーフ(3代目)
- プロパイロット標準装備。
- プロパイロット2.0はオプション。
日産アリア
- プロパイロット(ナビリンク機能付き)標準装備。
- プロパイロット2.0は最上位グレードのみ標準装備。他グレードはオプション。
日産サクラ
- 上位グレードはプロパイロット標準装備。下位グレードはオプション。
日産リーフ(2代目)
- 上位グレードはプロパイロット標準装備。他グレードはオプション設定ですが、年式によって非対応の時期あり。
走る蓄電池として使える安心機能(V2H/V2L)
日産EVは「走る蓄電池」として、停電時やアウトドアなど「もしも」の時に電気を取り出して使えるのが特徴です。家庭に電気を供給する V2H(Vehicle to Home) や、家電を直接使える V2L(Vehicle to Load) に対応し、非常時の備えとしても注目されています。
たとえば、日産サクラでは一般家庭の電気を約1日分、日産リーフ(2代目)は約2〜4日分、日産アリアや新型日産リーフではさらに多くの電力をまかなえます。さらに新型日産リーフ(3代目)には車内100Vコンセント(メーカーオプション)が設定されており、外部アダプターなしで家電を直接利用できる点も便利です。
なお、V2Hを利用する場合は自宅側の電気工事や専用のV2H機器が必要で、V2Lについても専用アダプターが必要です(新型リーフの100Vコンセントを除く)。
アクセルだけで減速できる“ワンペダル感覚”の「e-Pedal Step」
2017年発売の2代目リーフの初期モデルでは、アクセルだけで完全停止まで行える 「e-Pedal」を採用していました。
一方、2020年以降に発売された日産EVは「e-Pedal Step」へ移行しており、アクセルを戻すだけで自然に減速できるのが特徴です。街中や渋滞でもブレーキ操作が減り、日常の走行がよりスムーズになります。
また、新型日産リーフの上位グレードでは、ステアリング裏のパドルで回生ブレーキの強さを調整できる「回生ブレーキコントロールパドル」が初めて採用されています。減速感をシーンに合わせて細かく調整できる点が魅力です。
日産の充電カード:ZESP3
日産EVでは、ZESP3(ゼロ・エミッションサポートプログラム3) の充電カードを利用できます。e-Mobility Power(eMP)と連携しており、全国の多くの急速・普通充電器で使用できるのが特徴です。
公式サイト:電気自動車(EV)についてわかる総合情報サイト|日産EV
日産のEVで使える公式アプリ「NissanConnectサービス」
アプリでできること
日産のEVでは、公式アプリ「NissanConnectサービス」を利用することで、エアコンのON/OFFや温度設定の遠隔操作、バッテリー残量の確認、事前にスマホで調べたルートを車載ナビに送信するなど、EVの使い勝手を高める機能を利用できます。
日常の移動や充電管理をアプリから行えるため、EVを初めて利用する人でも安心です。
ここでは、NissanConnectサービスで利用できる主な機能を車種別に整理しました。
| アリア | 新型リーフ (3代目) | リーフ (2代目) | サクラ | |
| 【充電】 | ||||
| バッテリー残量表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 航続距離表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 充電開始/停止 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 充電タイマー設定 | ○ | ○ | × | × |
| 充電進行状況表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 充電スポット検索 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 充電スポット満空情報 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 【遠隔操作】 | ||||
| 遠隔エアコン操作 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ドアロック | ○ | ○ | ○ | ○ |
| デジタルキー | × | × | × | × |
| ライト点滅 / ホーン鳴動 | × | × | × | × |
| 盗難アラート | ○ | ○ | × | × |
| 【ナビ・ルート計画】 | ||||
| バッテリー残量に応じたルート作成 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 目的地を車載ナビへ送信 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ラストワンマイル案内 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 駐車位置検索 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 【管理・メンテナンス】 | ||||
| ドライブ履歴 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 警告灯通知 | ○ | ○ | ○ | ○ |
NissanConnectサービスの利用料金
NissanConnectサービスは、基本的に年払いの有料サービスで、車種ごとに利用できるプランや料金が異なります。
なお、新車購入時の無料期間や割引特典は設定されていません。
日産アリア
- プロパイロットプラン+:25,520円/年
- スタンダードプラン+:7,920円/年
新型日産リーフ(3代目)
- プロパイロットプランG:28,580円/年
- スタンダードプランG:10,980円/年 または 1,100円/月
日産リーフ(2代目)
- 6,600円/年
日産サクラ
- 7,920円/年
公式サイト:日産:NissanConnect サービス










