［EV充電導入事例］鶴雅グループ（北海道）

永田さま

EVが普及してきたことにより、 お客さまの問い合わせが多くなってきたことがきっかけです。

EV充電器は10年以上前から一部の施設で導入していましたが、そのころはそこまでニーズが多くなかったため、全施設での設置とはなりませんでした。しかし、ここ数年EVをご利用のお客さまより、「北海道は移動距離が長いので旅行する際、宿にEV充電器がないと心配だ」という声をいただくことが非常に多くなってきました。

特に我々の施設は観光地にあり、近隣に大きな街もないため、心配される方も多いと思います。そこで今回、EVユーザーのお客さまの安心を提供するために全施設への導入を決断しました。

永田さま

エネチェンジ以外に、他社の充電器や自社で設置することも検討していました。各社にさまざまな提案をしていただきましたが、最終的にエネチェンジを選んだのは、ディーラーが発行している充電カードが使える点が非常に大きいです。

エネチェンジではアプリだけでなく、充電カードも利用可能

また、アプリの仕様や登録会員数が圧倒的に多いこと、充電器のデザインが良い点を踏まえて、 エネチェンジを導入するべきだと考え、社内を説得しました。

やはり、宿泊施設としてはお客さまの利便性が高いことが一番重要であるため、ディーラーの充電カードが使えることは譲れない点でした。

永田さま

2009年から「ゼロカーボンプロジェクト」に取り組んでいます。阿寒湖温泉の泉源は約67度もあり、熱交換器を通してホテル内の給湯や暖房に十分活用できます。これによってCO2排出削減を目指しています。

また、しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌では「支笏湖50マイルスローフード」という、その土地の気候風土が生んだ食を楽しんでもらう「ガストロノミーツーリズム」に取り組んでいます。周辺50マイル以内の食材を調達することによって、運搬の際に無駄な化石燃料を使わないことを意識しています。

画像引用：しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌公式サイト

ゼロカーボンの取り組みではないですが、鶴雅リゾートとして自然や文化を満喫してもらうことを重要と考えており、阿寒地域の関係事業者と連携してアドベンチャートラベル（AT）のツアー実施や、阿寒地域のAT拠点の造成などに取り組んでいます。

昨年、北海道で「アドベンチャートラベル・ワールドサミット北海道・日本（ATWS2023）」という世界大会が開催され、日本のATも注目されているので、今後も体験できる施設は増やしていきたいと思っています。

永田さま

EVをご利用のお客さまにとって、宿泊の際にホテルの目の前で充電中の車が見えることは安心して旅行をするうえで重要なことだと思います。

鶴雅グループでは北海道の各地に14施設を展開していますが、同じ施設はありません。それぞれ土地の個性を生かし、郷土力を活かした施設を運営していますので、各施設で違う楽しみ方ができます。今回の全施設へのEV充電器導入によって、安心して北海道周遊を満喫していただけることを望んでおります。